・春爛漫の糸島で、こじんまりとですが中身の濃い集いとなりました。ありがとうございます。

以下に、ご報告致します。

日時/場所:2011年4月11日(月)
① 14時~17時   於 ㈱玄菱エレクトロニクス 会議室 (ご参加:5名)
② 18時半~21時 於 伊都安蔵里 和室         (ご参加:9名)

テーマ(交流内容)
○テーマ:『糸島で、里山保全とたんじゅん農法を繋ぐ試み』~地域連携のひな型を創る
○以下のスライドショウ発表と、意見交換
1.2011/2/13 チップ研究会(小田原)ダイジェスト

2.荒廃竹林間伐と竹チップの活用事例

○また、翌12日は、いくつかの圃場を個別に訪問させて戴き、畑の観察会と情報交換をさせて戴きました。

・ご参加は少人数ながら、若手農家のご夫妻や、地域の長老的な方々との相互交流も深まりました。皆さんの自己紹介もお願いし、話題も土地探しや販路開拓etc. 各人それぞれに次の一歩への手懸りになれば幸いです。

・林さんの実践交流会が昨年5月ですから、糸島の皆さんの多くは、たんじゅん農を始められて1年未満。そうした背景からも、皆さん熱意に溢れ、一方で手探りの模索を続けていらっしゃいました。

そして、やはり課題は「持続的な炭素資材の安定調達」 即効性の高い廃菌床を誰しも入手したいのですが、ご当地でもそれはなかなか叶いません。同様の問題意識と「竹チップの利活用」は、2月のチップ研究会(小田原)でも話し合われていて、今回糸島を訪れたかった私の動機でもありました。

・㈱玄菱エレクトロニクスさんは元々半導体製造企業ですが、一昨年9月に環境事業部門を立ち上げられ、荒廃竹林問題の解決と循環型の地域振興に向け「くびっ竹:竹パウダー」製造にも取り組まれています。私は昨年9月のしろさんの交流会の席で御縁を戴き、今回訪問させて戴きました。

◆◆ 『荒廃竹林間伐活動』+『高性能竹チッパー』+『Team たんじゅんさん』 ◆◆

・これまでバラバラに活動していた組織やグループが”繋がれば”、持続可能な炭素循環が動き出す。そう私は思います。里山や街の景観が見違えるように美しくなり、畑も潤う。健康な作物も出来る。当に21世紀的な人々の暮らし方と、地域のビジョン。

今こそ、社会のしくみも転換が必要です。東日本大震災と福島原発事故の影響は、決して他人事ではありません。また、地球規模でのエネルギーと食糧需給も、今後ひっ迫することが避けられないでしょう。しかし、ピンチ(危機)はチャンス(好機)。そして、豊かな自然環境こそが、今や資源であり財産です。

・今後、糸島では、今回ご参加の皆さんのご協力を得て、自身も実働に参画し、5月以降にも「テーマの具体化:間伐~チップ化~畑での活用を実際にやってみる」段階に、駒を進める意向です。同時に、宗像でもひかり幼育園さんとそのご父兄有志の方々、宗像市森林組合さんのご協力による同様の行動計画を準備中です。
まずは「一点突破」 最初の規模は小さくとも、各地に”ひな型”が出来てくれば、新たな潮流が始まるはずです。
2011.4.15
テラシエラ 山本 太一朗

***** 当日の発表資料と、ご参考情報をアップしました ******

・糸島の皆さん、そして遠路は長崎からもご参加を戴きまして、真にありがとうございました。また、素敵な会場を快くご提供下った伊都安蔵里さんにも、重ねて御礼申し上げます。

・さて、11日にご覧戴きました発表資料を、以下に掲載致します。
当日の振り返りや、何らかお役立て戴ける事案が御座いましたら、どうぞご活用下さい。
(※ Picasa ウェブアルバムは、左上の「スライドショウ」ボタンをクリックすると、自動上映でご覧戴けます。)

1.2011/2/13 チップ研究会(小田原)ダイジェスト

① 事例報告1 自然農食たかつⅠ/Ⅱ 家庭菜園の記録
https://picasaweb.google.com/110338687175024105673/2011_02_13#

   (Picasa ウェブアルバム)② 同上の音声録音(※2/13 小田原にて録音。音声ファイル:7.8MB 約34分)
http://naoyafujiwara.cocolog-nifty.com/ipodcasting/2011/02/post-1a7a.html③ 圃場見学記録 ぽんぽこファーム 中村さんの圃場(神奈川県 二宮町)
https://picasaweb.google.com/110338687175024105673/2011_02_1302#
(Picasa ウェブアルバム)2.荒廃竹林間伐と竹チップの活用事例
① 里山保全と循環農法「21世紀の農学校(小田原)」での試み
https://picasaweb.google.com/110338687175024105673/2011_03_1021?authkey=Gv1sRgCKDA8balq4KnjwE#
(Picasa ウェブアルバム)

3.ご参考情報
① たんじゅん農法ワークブック(※企画制作中です。。)
https://picasaweb.google.com/110338687175024105673/V0?authkey=Gv1sRgCPu4ju3a3ObJfw#
(Picasa ウェブアルバム)

② ミネラル資材:ナンラAGについて
http://www.yokohamaagri.jp/mineral.html
(製品情報:㈱横浜アグリHP)

https://picasaweb.google.com/110338687175024105673/2011_04_02?authkey=Gv1sRgCNvoxYWs8I2c0wE#
(Picasa ウェブアルバム)

③ ミネラル資材 活用のヒント(C.L.ケルヴランの生体内元素転換に関する情報)
http://www5b.biglobe.ne.jp/~sugi_m/page283.htm#<ケルヴランの「生物学的元素転換」 No.5>
(常温核融合は本当だった HP)

http://frittage.way-nifty.com/photos/libre/index.html
(朔明社HP  ケルヴランの書籍販売)

http://blogs.yahoo.co.jp/momotarou3169/41091045.html
(モモタロウ島ブログ)

・私にとっては初めての交流会開催でしたが、ご参加の皆さんと”次の展開に繋がる御縁”を戴くことができ、大変嬉しく有意義な集まりになりました。
ありがとうございます。

テラシエラ @a Caretaker of the EARTH
***** 翌3/12の圃場見学記録です。糸島は景色も美しい! ******

https://picasaweb.google.com/110338687175024105673/2011_04_12?authkey=Gv1sRgCPj9raSM5q3adg#
(Picasaウェブアルバム)

① 交流会会場:「伊都安蔵里」
・古い醤油蔵を改装した、落ち着ける佇まいが素晴らしかったです。

② 色々と発見が:(農)晴耕雨読さんの圃場
・終端のソラマメだけがなぜか生長旺盛。その理由は?
・緑肥についても研究中。
・今年のタマネギは楽しみですね!

③ 当に玄人はだし:今村さんの家庭菜園
(昨秋のヤーコンとショウガにも驚きましたが、今回も、、)
・イタリアンパセリは、レストランに出荷できそうですね。
・”春菊ジェノペーゼ”も美味!
・サニーレタスは全く霜焼けなしですか?~畝の土が暖かいッ
※2つの庭で、たんじゅん農と生ゴミ堆肥(ふくおか大地といのちの会)をなさっています。
http://fdainochi.blog34.fc2.com/

④ 不耕起からたんじゅんさんへ:あおぞら農園さんの圃場
・不耕起で2年半。そして昨年9月から廃菌床と竹チップを試しておられます。
・土と作物に、変化の兆しが観られる様子。

・同じ地域であっても、圃場の環境は一つひとつ違います。それでも幾つか通しで観せて戴くと、様々な発見があります。私も大変勉強になりました。深謝。

テラシエラ @a Caretaker of the EARTH

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