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たんじゅん農とは

人間が地中に積極的に微生物を増やすことにより、
作物が無施肥・無防除(無肥料・無農薬)でできる農法が

「たんじゅん農」

たんじゅん農とは

農薬も肥料も使わないで虫がつかない、健康でおいしい作物を栽培することは、夢ではない。自然の法則に沿えば、当たり前。そんな農が徐々にではあるが、広まってきています。
それは、人間の側から考える農法ではなく、自然の側からの、自然基準の農です。
その原理と実践を科学として提案したものが、「炭素循環農法」というホームページで提案されています。その農を、愛称で、「たんじゅん農」と呼んでいる。
「たんじゅん」は、「炭素循環」と、ホントのことは「単純」から来たものです。
このホームページは、「たんじゅん農」を実践で検証しつつある方たちの「生の情報」を、いくつかの「書棚」に分類して、誰でも、希望するときに読めるようにしたもの。
と同時に、それぞれの実践者が、自主的に情報を持ち込み、みんなで作っていく、生きた図書館でもあります。
「たんじゅん農」には「組織」も「指導者」(先生)もありません。 あるとすれば「自然」という壮大な広場が「組織」であり、生きてあるすべてのものが「会員」です。「指導者」は人間ではなく「自然の法則」です。
この、いわば、未来側からの「天然農」のホームページは、すべて現在の仮説です。
実践で、実顕し、生き物として育ててください。
たんじゅん農法の特徴

できる作物の特徴

たんじゅん農法の特徴

経営、技術的な特徴

  • 肥料農薬不要

  • 施肥計画不要

  • 施肥・防除・除草作業不要

  • 炭素資材は処理に困っていて安価に入手できるものを使う

  • 手間がかからない

  • 毎年同じ作付けもでき作付け計画簡単

  • お金がかからない

  • 収量は土壌ができれば慣行農法以上

たんじゅん農法の原理

原 理

なぜ無施肥で作物ができるか?

地球が進化し、微生物層が、種類、量ともに、増えた段階で、陸上植物が誕生した。
それは、植物の成長に 必要なものを、微生物が供給してくれる仕組が整ったからだ。
もちろん、そこには、人為的な施肥はなかったが、次第に、植物は繁茂した。
その地球の仕組みを、畑にコピーすることで、作物が自動的にできるようになる。

それには、微生物に、エサと空気を供給して、微生物を飼うのが、農家の仕事になる。
微生物の中でも、表層に住むキノコ菌を中心にした発酵微生物のエサが必要で、それは炭素を含む植物資材。
炭素の供給量に応じて微生物相は豊かになり、バイオマスが増大する。
豊かな微生物相が有機物の処理能力を更に高め、微生物から供給される養分だけで、施肥栽培並み(以上)の生育に必要な養分供給が可能になる。

なぜ、無防除(無農薬)なのに作物が害虫や病気でやられないのか?

作物は、エネルギー(イノチ)を取り込むことで、成長し、健康になる。
エネルギーを吸引している状態を「発酵」という。土が、発酵状態にあれば、作物はエネルギーを取り込むことができる。土が腐敗すると、エネルギーを放出して、作物の成長は止まり、虫や病気にやられる。
土に供給されるモノの「炭素:チッ素」の元素比が、30~40:1を境に、それ以上だと、土が発酵型(エネルギー吸引)に、それ以下になると、土が腐敗型(エネルギー放出)になっていく。