1) 現在の代表的な生産物・生産物名

主に果樹園(りんご・桃・梨・ブルーベリーなど)。加工トマト・ジャガイモさ
つまいもなど若干野菜栽培もあり。自家用に水稲・各種菜園。

面積
約5町歩。

土壌の特徴
黒ボクの火山灰土。標高700m程のなだらかな扇状地に位置し、水はけは良い。

この農法に切り替えての年数
無肥料にして12年ほど。4年前から道法スタイルに取り組む。

課題
安曇野地域は名水の里として知られ、美味しい地下水・湧水が有名。だが近年硝
酸態チッソ濃度の上昇で、農地に使われる肥料分をどうしていくかという地域課
題がある。が、現場にその切迫感が薄い。そこが課題だと私は考えます。
果樹・野菜の仕立て方で植物が大きく変化する事がわかり、実績が出てきたとこ
ろですが、果樹園ではまだ農薬のお世話になる局面もあります。「農薬=悪いも
の」と言ってしまうのは簡単ですが、0か100かという話にしてしまうと果樹営農
のハードルが高すぎるので、残留リスクと生産者のコスト面、また農産物利用者
に安心して食べてもらえるように、どんな工夫でこれを減らしていけるかは、ずっと取り組み続けている課題です。現在当地標準の2割程度は使用。


2)いまの農作業
冬・・果樹園の剪定作業。これからは果樹苗木定植・接木作業も。フェイスブッ
クに色々投稿してますので、詳細はそちらを参照いただければ。「松村暁生」・
「おぐらやま農場」の2アカウントあります。


3)今年の特徴、昨年までとの違い
4年前より、道法スタイルでの剪定・管理作業を導入。このインパクトは相当な
ものでした。
2年前より、BMWの自家生産と利用を始めました。更に作物に安定感が出てき
たようです。
今年のトピックとしては月桃エキス資材を試してみたいと思っています。(軽井
沢の杉田さん・石川スギヨファームの深見さん紹介)


4)「今日」の定点観測で、思うこと、気が付いたこと、伝えたいこと
桃・梨・りんごも蕾が動き始めています。例年より2週間ほど早いのではないか。
開花予定を平年より2週間早く見積もって、凍霜害防止のゼオライト資材散布を
準備します。


5)次の定点観測
毎月1回程度かな?月末報告の習慣が身につけばよいと思いますが・・・。


補足)この際、「たんじゅん農の広場」に、言いたい、提案したい、伝えたいこと。
コロナウイルスの影響で3月は取りやめにしましたが、毎月第2日曜日に道法ス
タイル安曇野学習会をやっています。(1月2月8月は休会)
植物ホルモンや植物生理に焦点を合わせ、無肥料栽培を営農現場にどう生かして
いくかの、地域学習会です。必要な方がこの学習会を使って、営農に役立てても
らえれば嬉しいです。

Comments are closed