[mixi]「炭素循環農法」より転載・編集 09年5月25日竹馬雑草を糸状菌の餌として混ぜる場合、どのような状態がベスト(無駄がない)とお考えでしょうか?登熟した緑肥ならタイミング、状態がわかるのですが、
その辺の青草を刈ったものは、どのような状態まで干せばいいのかが、なかなか分かりません。
5月26日 りゅうま
あんまり厳密にしてしまうと苦しくなってしまうと思いますので、そこそこアバウトにするのがよろしいのではないかと。
緑肥や廃菌床は割りと貴重な資材なので、混ぜる時期はきちんとしたいところですが、青草・雑草はそうでもないと思いますので、適当で、自分の作業の都合に合わせるのではだめでしょうか。
「昨日、ちょっと飲み過ぎて調子悪いので、明日か明後日に混ぜようかな」とか、「しばらく雨続きになってしまいそうだから、今のうちにすきこんでしまおう」とか。
5月26日 竹馬
りゅうまさん、コメントありがとうございます。
>緑肥や廃菌床は割りと貴重な資材なので、混ぜる時期はきちんとしたいところですが、青草・雑草はそうでもないと思いますので、適当で、自分の作業の都合に合わせるのではだめでしょうか。
青草、雑草を単純に混ぜるだけでいいなら、既に古人が同じ農法(無施肥、無防除)を確立していたと思われるので、やはり、はずしてはならない状態があるのだと思います。
今日、畑で通路に放置した青草を観察していました。
2日続けて雨だったのですが、青いままのところはどろっとして、小蝿がいました。一方、ある程度枯らしたもの(緑色が消えかけや、黄色、もしくは黄土色で、多少がさつく状態)は、虫は寄っていませんでした。
虫のおかげで次の目安ができました。
○ 稲わら
○ 雑草(十分育った/登熟して固くなったもの)
半生状態(多少枯らす)にして与える
※細胞が死んだ状態が、菌が回り易い為
・米ぬか:大匙1~3杯/㎡を播く
・土中5cm程の深さで混ぜる
○ 竹チップは生のまま直接畑へ
○ 樹木の剪定チップも細いものは生のまま
○ 野菜くず(腐り易い)(最初は)カラカラにしてから与える
(肉・魚は避ける。 するならわら、もみ殻を大量に混ぜる)
○ 木材チップは発酵状態にしてからやる
※N源と糖分を補給して高温発酵(ある程度の量が要る 60-80℃ )
☆ 要するに「腐らない状態で与える」こと
以上。ご参考まで。
5月27日 テラシエラ
竹馬 さま
・磐田講演会(静岡 ‘09.05.02)情報から捕捉です。
○ 生ゴミの利用について
生ゴミ:C/N 30以下
落ち葉 生:C/N 40、乾燥:C/N 60~70
半々位で混ぜると丁度よいだろう。あとはにおい
○ 竹チップ :生ならチップのみで発酵が始まる
☆ 「腐敗する」か「発酵する」かは、ほとんどC/N比の問題
5月28日 蓮華
はじめまして。えぇ~まだ『炭循農法』を始めたばかりで何とも言えませんが、林先生から聞いた話しで僕が覚えているのは
草の半生状態が菌の餌になる という事。
草の半生状態というのは半乾きぐらい という事。
ただ、僕自身まだ雑草等を入れたりしていないので実際に目にしてないので、どの状態が良いのか分かりませんすみません
5月28日 竹馬
皆さん、コメントありがとうございました。
大体、感覚がつかめましたので、引き続き、実験を続けていきます。
5月29日 ユタカ
余談ですが、今度の日曜日に私の所属する町内会で毎年恒例の草払いをします。
まわりが空地ばかりなので、梅雨入り前と夏の終わりの年二回、みんなで空地の雑草を刈りとります。
(農家でもないのに、町内会の世帯の半数以上は草払い機を持っている・・・)
今年は刈った草を集めて畑に鋤き込もうかと思いますが、畑のまわりも雑草ぼうぼうの空地なので、そちらの雑草を刈って畑に・・・ちょっと微妙です。(^^;
5月29日 りゅうま
ユタカさん、
そういった草が手に入れられれば良いですね。運搬(特に積み込み)がうまくできれば利用したいものです。
また、千葉では、ときおり道路わきの雑草を刈っている業者を見かけます。それをもらえないかと思うこともありますが、草だけではなく、木の枝やビン、カン、レジ袋などのゴミも混ざっているような気がして、実現には至ってないですけど。
あ、書きながら思ったのですが、役場に問い合わせてみれば何かきっかけがつかめるかも。今度連絡してみよう。
5月29日 竹馬
こちらは相当な田舎でして、草は山ほどあります。(昔は、草は奪い合いだったらしいですが・・・)
青い草(柔らかい草、炭素率が低い草)は土の表面に薄く敷いて(ドロドロにならないように十分な空気と日光にあてる)、水分がある程度なくなった後に、上からさらに青い草を薄くしくことをやろうと思います。
自然農法の野菜つくり(農文協)によると、ハウスでピーマンを雑草のみで育てている方いるそうです。
その方は、まず乾いた草を土の上に均等に敷いて、それからどんどん青草を積んでいくとか・・・混ぜ込む深さは10cmだそうです。
皆さんのコメントが、大変参考になりました。ありがとうございました。
6月01日 冨田
教えてください。
自然農の友人と、炭素循環農法の話しをしていたのですが、
「生草を干すとCN比率が上がるのはなぜ」と質問されました。
水分が抜けても、炭素と窒素の比率に変化はないのでは・・・というのが友人の疑問です。
乾燥する過程で、窒素分が減るということなのでしょうか。
6月01日 竹馬
はっとさせられました。実際はどうなんでしょう?
青草を刈ってほっておくと青臭いにおいが最初はして、そのうち色が褪めて硬めになっていく事から、水分と窒素が揮発していると勝手に思っていましたけど・・・
6月02日 ユタカ
こんばんは。
それらしきQ&Aがここにありました。
http://sqa.scienceportal.jp/qa4660360.html
竹馬さんのおっしゃる青臭い匂いには、アンモニアが混ざっているのかもしれませんね。
余談ですが、ニラや玉ねぎは腐って(分解して)くると、かなり鼻に刺激的な匂いになってきますが、一般的にニラや玉ねぎはC/N比が低め(=窒素多め)なんでしょうかね?まっ、作り方にもよるのかとも思われますが・・・&
#160;
6月02日 テラシエラ
ユタカさんご紹介のQ&Aの延長に、下記のサイトがあります。
http://www.affrc.go.jp/site_search/site/list/t/b5a4aabc86f9d80dce09bdcf083a526243eac401
(農林水産省 農林水産研究情報 キーワード:C/N比)
・私はまだ内容を捕捉できていませんが、剪定チップや緑肥利用に係る研究(要旨のみ)も複数あります。
・「乾燥により全窒素は増加する」といった記述(#14ウメ園剪定枝チップ)や、「高炭素資材の投入による無機態窒素の流脱防止効果」(#3緑肥・堆肥の同時すき込み)など書かれています。
ご参考まで。(もうすこし分かる方が読まれると、ヒントになるかもしれません。。。)
6月02日 はまぐち
詳しく調べていないのでわかりませんが、C/N比は、変わらないのではないのでしょうか。ただ、そのままでは腐りやすく少し乾燥させたほうが、腐敗しにくく、まだ菌がまわりやすいので半生状態にすると思います。 基本は、花や種がついた状態でC/N比40ぐらいだと思うのでその時に刈り込んだり、鋤き込めばいいのではないのでしょうか。
6月02日 冨田
みなさま、ご意見、情報をありがとうございます。
勉強になります。取り急ぎ、お礼まで。
6月03日 りゅうま
テラシエラさん
情報ありがとうございます。
農水省の全国にある試験場ではいろんな研究をしているのですね。
#14「ウメ園剪定枝チップ」と同様、#18の「畜ふん混合による公園・街路樹剪定枝葉の堆肥化」でも、どんな材料を使っても時間の経過とともにC/N比が上がっていきますね。
ただそこでは、肝心の「何故上がるのか」についての記述は見当たりませんが。 …
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