本文の「続きを読む」以下に、〈かもマルチ>についての
広島の村上さんのの試験結果
それに、茨城の宮澤さんのトライを載せました。                15.1.17
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12月に、全国を歩いてみて、二つのことに、関心が出てきました。

1) 「透明マルチ」の活用・・・<かもマルチ>
透明マルチを畑にかけて、数週間後、それを這いでから、その畑に、種を蒔いたり、苗を植えると、
とてもそろって、いい育ちをする。しかも、草が生えない。

茨城のカモスで、この夏以来やっているのですが、ハウスのなかの小松菜が、一面にとてもきれいに育ち、味もいいです。草がほとんど生えていません。そのうえ、土がふかふかに。棒を刺してみると、6,70cmから、1m以上入るところも。隣の土地では、30cm以内です。

カモスの写真

宮崎の佐藤さんは、それを見て、自分でもやってみたら、土がフカフカに。
実は、それを聞いて、カモスに出かけて、確かめたのですが、その通りでした。

大橋さんに聞くと、耕してから、トラクターの後ろの板で抑えたあと、
(その際、炭素資材は入れていない。糖蜜を薄めて、かける)
夏は、2週間、透明マルチをしてから、やっている。10月や、11月初めは、1月後に、剥いでから、
種を蒔いているそう。
大橋さん本人も、不思議そうにしていましたが、それをみても、?????。

さて、これは、たまたまか、それとも、どこでも、そうなのか。
ほんとうであれば、なぜ、そうなのか。
宮崎の佐藤さんは、光合成細菌の力ではないかとしています。
それが、そんなに力を持っているのか。

みんなで、あちこちで、やってみて、結果を持ち寄りませんか。

2)  チップだけを使ってできる、できない、の違い・・・・<ぬかパラ>

奄美にでかけてみて、もう3年、チップだけを使って、畑の土つくりをしているところが、さっぱり作物ができていません。苗も、枯れるものさえ出てきています。

奄美の写真

トレンチャーで溝堀をして、排水もしっかりしてもです。
チップは、バーク、あるいは、1年以上寝かした広葉樹のチップです。

一方、青森八戸の赤澤さんのとこでは、チップだけで、4年。顔より大きい、ミヤマコカブができちゃっています。

コカブの大写真

さて、この違いは、????

チップと言っても、いろいろあります。葉が混じっているか、細枝だけか、太い幹か、それとも、バークか
長く雨ざらししたものか、生に近いか。混じっている葉は朽ちているか、まだ、チッソは残っているか。

奄美の、チップを見て、炭素:チッソ比が、100:1ぐらい。それでは、チッソが足らない。

ところが、奄美では、チッソは一切、ダメ。と考えて、チップとバークだけで、3年やってきたそうです。
それで、モノがほとんどできない。空気は入っているのに。

そこで、ヌカや鶏糞をパラパラ、畑に上から足してはどうかと。実験を提案してみました。

炭素:チッソ比は、30:1か、40:1ぐらいが、発酵に適している。
そうなれば、チップだけでは、エサにならない。
と考えての提案。

三重・鈴鹿の橋本さんは、ハウストマト 3年。チップだけで、この冬は、好調。
ただ、その秘訣は、昨年、通路毎に、70cmの溝を掘って、チップを入れたのと、
もうひとつ、チップには、ぬかをパラパラ、軽く振っている。
草もほとんど生えていません。味も、それに比例して、よくなりました。
来春は出来て出来て・・・・となりそうで、出荷先を募集中。

トマトの写真

うまくいかないところは、<ぬかパラ>をやってみませんか。
(もし、もっと微生物に早く元気になってと思ったら、糖蜜を薄めてサーっと?)

このぬかは、微生物を活性化するためのもので、肥料ではありません。
決して、たくさん入れないように。  虫が湧いてきますので。
(その実験?に、成功!している方もいました)
<ぬかパラ>ならば、その心配はありません。

そうすると、どうなるでしょうか。
ご報告を、お待ちしています。

広島の村上です。

透明マルチを使った結果をお知らせします。   2015.1.17

katushi.songfor_a.calling_of_a@docomo.ne.jp

透明マルチの件で報告です。
ハウスでサラダ野菜を栽培しています。炭素循環にきりかえる前に米ぬかや堆肥を入れてビニールで2週間覆う太陽熱養生処理を行っていました。草も生えず虫もつかず多収でした。土も団粒化し、棒が60㎝悪くても30㎝位刺さってました。
ですが、2作目は虫に食われるので毎作太陽熱処理が必要で効率が非常に悪いと思い、そこをたんじゅん農法にきりかえて8カ月位で1m50くらいです。味はたんじゅん農法の方が良いです。

実はきりかえる時にいきなり木材チップにした上、少量しか撒いていなかった為か全然ダメになりました。団粒化だけは良くなっていました。
そこで廃菌床やチップの量をかえてみて良くなるまでが8カ月位です。ですが、もし最初から炭素資材の種類を考えていたら…と思ってまだ太陽熱で栽培していたハウスの2作目にチップと廃菌床を投入し、収量を落とさない転換が可能か試験しています。今のところまあまあ生えており団粒化30㎝が1ヶ月で1m以上です。
秋に熱処理し、冬場に転換すれば虫無し、収量を維持、で転換可能かなぁ~なんて思ったりしてます。
まだ先がどうなるかわからない新米なのでなんとも言えませんが…(笑)

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茨城の権兵衛さんこと、宮澤さんの新たなトライも

https://www.facebook.com/gonbe.miyazawa
山本 太一朗さんが宮澤 権兵さんの写真をシェアしました。
1月10日 23:13 •
Kamoシート
流石、宮澤さん。ピンと来たことは、積極的に実践!
いつもありがとうございます。

宮澤 権兵
kamoシート やって見ました チップ等を少し鋤き込んで透明なシートでマルチ 春まで放置です kamosでの発端は長い間の慣行農法でがちがちになっていた畑にたまたま透明ビニールを半年?位置いていたところがふかふかになっていることを発見したことでした(2mくらい棒がささった!) ハウスで同様にしたところやはり土がふかふかになり草もはえず、虫もつかず 菜っ葉の生育がそろったことからいわばたんじゅん農の目指していることが簡単に出来たのでそれ以来の全面展開になったということらしいです 詳しいことはkamosへどうぞ!
私の畑は40センチ下に人工の硬盤層(宅地造成?)があるのでこれを抜けるかどうかは疑問ですが山川プロジェクトでも物理的に抜けるかどうかはさほど問題でないということですのでとりあえずやって見ます kamosの元慣行畑は溝きりもなにもしていないところですのでもしかしたら今たんじゅん村ではやっている溝きりなどせずに透明ビニールを敷くだけで土をふかふかに出来るかも知れないというところが注目すべきところではないかと思います これがおもしろそうだという訳ではるばる静岡から見学にこられたわけですが(笑) 例えばトレンチャーなどいれれない市民農園ではこの方法が有効かもしれません 牧野さん見てますか?
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• 赤澤 栄治さん、大原 哲夫さん、他2人が「いいね!」と言っています。

城雄二
権兵衛さんのトライ、楽しみですね。もしかすると、もしか。
でも、もしかすると、マルチの広さによる圧、輻射圧が大事であれば、2畝か、3畝の幅があると、変化が大きいかも。

なぜ、透明マルチで、団粒化するかの仮説。
もしかすると、微生物層、三角形のピラミッドの上層部が発酵層、好気層、下部が腐敗層、嫌気層とすると、輻射圧で、上と下の層をつなぐ、中間層が元気になって、微生物層全体が活性化する。
いわば、中間層、日和見層をそそのかしているのではなかろうか。まったくの妄想ですが。ボチボチ。
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大橋 正義
1月17日 20:25

うちの露地畑では全面Kamoシート。 3月になって種蒔きを試してみます。今のところ、土の団粒化は激しいようです。

井中 門  tanjun5s@gmail.com

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