炭素循環農法を友人に説明する           富田
[mixi]「炭素循環農法」より転載・編集
09年6月8日
野菜をそだてている友人や、そうでない友人にも、炭素循環農法を説明する機会がときどきあります。
「炭素循環農法」のHPを見て・・・といっても、読んでくれるひとはほとんどいないので、自分なりの解釈を説明しているのですが、どこまで合っているのかよくわからないので、友人にメールで送ったもの等、手直ししてこちらに投稿してみます。いろいろ、指摘やコメントをいただけるとありがたいです。
また、みなさんがどういう説明をされているかも、教えてください。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
炭素循環農法は自然農法です。自然農との違いは、 資材を土にまぜこむために土を耕すこと、そのために機械を使うことです。(もちろん小面積なら、使わなくてもいいのですが)
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
HPを読んだかぎりでは、それ以外に大きな違いはないように思えます。
それと、mixiの炭素循環農法のコミュニティで、「耕すことにはすごく抵抗がある」と書いたら炭素循環農法で農業をされているかたから、以下のお返事をいただきました。
~~~
炭素循環農法では耕すという行為を行いますが、これは一般的な土を直接的に軟らかくするという目的ではなく、緑肥や剪定チップなどの炭素源を土と混ぜ合わせることで利用効率を上げるための手段としてのもので、ごく浅くで十分です。
感覚としては「土と炭素源の和え物」をするといった雰囲気でしょうか。

――ーーーーーーーーーーーーーーーーーー『炭素循環農法』(1)循環地球の生命体は炭素化合物(有機物)でできており、炭素の循環が生命の循環であることを考えると、炭素循環農法は生命循環農法とも言えるのだとおもいます。
実際、炭素の4つの手にくっついて(有機物の一部として)、窒素やほかの必要なものが循環するわけです。(循環は、土壌微生物や植物、動物の食物連鎖です)

有機物の骨格は炭素ですし、肥料といった場合まず窒素分が問題になりますよね。
実際私は、自然農を長いことやっていて、無肥料で野菜や植物は育つとは理解していたのですが、それは「有機物(窒素分等)を自然と蓄えられるので・・・、畑がだんだん豊かになって行って・・・野菜が育つようになる」
「自然に豊かになるので肥料は不要になる」そのように理解していました。
単純に言うと、豊か=畑に養分がたくさんある と理解していたのです。

炭素循環の話しを聞いて、それはごく一面的な理解にすぎないことを知ってショックを受けました。
いのちのめぐり(循環)ということをほんとうには見れていなかったのですね。
炭素循環農法(序のページ)の最初には、以下のように明確に書かれています。

無施肥栽培(無肥料栽培、自然栽培、自然農、自然農法など)と聞くと「収穫物を持ち出せば土壌中の肥効成分がその分減るから持続不可能」と考えるのが一般的な反応でしょう。しかし、それは杞憂というもの、無施肥栽培では土壌分析をしてみても、植え付け時、成育中、収穫後の土壌窒素濃度に殆ど変化がみられません。始めから作物が使う窒素など土壌中には無いからです(無機態窒素は慣行の1/100前後、全窒素で半分以下)。
http://tan.tobiiro.jp/
つまり、蓄積している量が問題なのではなくて、
循環している量が問題なんですね。(循環しているものは測定できにくいです。)

例えば、窒素(=アミノ酸=タンパク質)の循環を簡略化して説明すると以下のようになります。この循環をささえているのが、炭素(有機物)の循環です。
この炭素の循環量を増やすというのが、炭素循環農法なのだとおもいます。
(0)動物や小動物(ミミズ等)が食べ(消化する)物理的に細かくなる
(1)それを菌類(糸状菌)が食べ(分解し)タンパク質レベルまで
(2)それをさらに菌類(バクテリア)が食べ(分解し)アミノ酸レベルまで
(3)菌類は最終的には無機物にまで分解する。例えばNO2-(亜硝酸イオン)
(4)植物はアミノ酸や無機化された窒素を吸収して利用する

で、慣行農法や有機農法と炭素循環農法の決定的な違いは
・植物へではなく、土壌微生物への餌として有機物を与えること。 そのため与える有機物はC/N比(炭素/窒素比率)の高い物を、酸素が供給できる範囲で与える・・・(0)、(1)への餌として投入する、という点です。

それに対して、
・慣行農法での化学肥料は、無機化された窒素を増やすためですし・・・(4)
・有機農法の堆肥も、(2)あたりからで、植物への供給(肥料)を狙ったものです。

・自然農の場合は、基本的には草を刈るだけですから、(0)(1)へ餌を投入という点では変わらないのですが、「土壌微生物への餌」という明確な発想ではないと思います。
(私自身の自然農の理解の浅さかもしれません。そのように明確には意識できていませんでした。)

上記の「決定的な違い」がもたらす結果については、別途書きます。
ヒントは発酵と腐敗です。

(ご参考)
生物の体を構成する炭素(C)の窒素(N)に対する重量比が、C/N比(炭素率)
http:// www.geo cities. jp/mori _mizu_club/Exp lain7.h tml

アミノ酸と植物
http:// www2.to kai.or. jp/shid a/heait h_assis t/amino san.htm

土壌微生物とは? 種類と生活場所
http:// www2.to kai.or. jp/shid a/heait h_assis t/amino san.htm

微生物なしには

www.geo cities. jp/mori _mizu_club/Exp lain7.h tml

炭素循環農法(2)発酵と腐敗

まず、腐敗と発酵について、調べてみました。

腐敗
http:// ja.wiki pedia.o rg/wiki /%E8%85 %90%E6% 95%97
腐敗(ふはい)とは腐敗細菌、真菌、酵母など微生物によってタンパク質などの窒素を含んだ有機物が分解されること。通俗的には腐る(くさる)という。ただし分解によって、人間に都合のよい物質が生じる場合は発酵といわれる。

発酵 http:// ja.wiki pedia.o rg/wiki /%E7%99 %BA%E9% 85%B5

生物がエネルギーを得るための代謝は、大別して発酵、呼吸、光合成の三種がある。発酵と呼吸は、有機物を酸化させ、その時遊離されるエネルギーでATPを合成する過程である。

以下の部分は、耳学問で、私の実体験ではない(実際に虫に食われない野菜を作ったりは、していない)のですが、本当のことだと思えるので、ここに書いています。

発酵にも腐敗にも微生物がかかわっているわけですが、炭素の次に循環の主役となるのは窒素(アミノ酸、タンパク質の原料)です。動物にしろ植物にしろ、細胞を作るにはタンパク質(アミノ酸)は必須です。

微生物の活動においては、
・窒素に対して炭素が欠乏すると(つまり窒素が余ると)
・酸素が欠乏すると腐るのだそうです。

これが、土壌においても、野菜自身においても、人間の身体においても発生します。

もう一つ必要な予備知識は、虫と人間の違いで
・虫の腸内のPHは7以上(弱アルカリ性)~腐敗しやすいものしか食べられない
・人の腸内のPHは7以下(弱酸性)~発酵しやすいものしか食べられない
従って、人が食べるものをつくるためには、土壌も野菜も発酵傾向にしておく必要があります。

・慣行農法での化学肥料で、無機化された窒素を増やす・・・肥料を、以下の(4)のタイミングで与える・・・ ので、無理があります。どうしても過剰に窒素を供給してしまい、土壌が腐敗します。
土壌が腐敗→それを吸収して野菜が腐敗傾向→虫の餌、人が食べると病気になりやすい。 極端に言うと・・・そういうことになります。

・有機農法の堆肥もおなじです。以下の(2)あたりから、植物への供給(肥料)を狙ったものです。有機物は分解されて無機化します(もともと肥料のねらいはそこにある)。ところが、上記と同様に、人が窒素の無機化をコントロールすることができないので、窒素過多となり、土壌の腐敗が発生します。また、窒素の流亡が河川の汚染を引き起こします。

・自然農のでも、おなじことが起こるのではないでしょうか。ただ基本は草を刈るだけで肥料を投入しませんから(持ちこまず持ち出さずが原則)、土壌の腐敗が大きくはなりにくい(発生しにくい)、ということはあると思います。

で、炭素循環農法の場合には
植物ではなく、土壌微生物への餌としてCN比率の高い有機物を与える、酸素が供給できる範囲に
その結果、土壌の窒素は全て微生物の餌となり、無機化される窒素(3)はほとんどなくなる →土壌の腐敗はほとんどなくなる
野菜は、発酵の結果のアミノ酸(窒素を含む)を吸収して成長する
その結果、虫は野菜を食べられない(虫に食べられない野菜ができる)
のだそうです。

ポイントは、
・多くの種類の微生物を大量に飼う(バイオマスの量と種類を増やす)こと。
※スタート段階でEMを使ったりしても、そのうち不要になるようです。
・バイオマスの量と種類を増やすことによって有機物→土壌微生物→植物という食物連鎖をつくりそれを維持する(飼う)。流れる量=バイオマスの量を増やす(微生物は短命) バイオマス(土壌微生物)を飼う、という感覚が大切なのだそうです。
・流れる量が問題なのであって、土壌に蓄積している量はほとんど必要ないそうです。(あれば、腐敗の原因になる。)
上記を理解してしまえば、技術的にはそれほど難しくはないとおもいます。

※土壌微生物から植物への食物連鎖、窒素の場合は概略を前記

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6月8日 冨田

友人に、「今年の私の畑では、剪定屑をたくさん投入する、大豆をたくさんまく」と言ったら、それが炭素循環農法だと勘違いされたようです。

(友人のメールより)~~~
冨田さんが、剪定クズや、刈りしたものを入れる。と書いてあったのと、
大豆をいっぱい撒いて、地中の細菌を沢山増やすんだそうだ・・・、
といったところで、それだと、「奇跡のリンゴ」の木村さんのリンゴの畑の作り方と一緒だと言ったわけです。

木村さんの畑の土作りの段階で、山の木の葉をたくさん入れて、大豆を数年撒いて、地面を1m掘っても暖かいふわふわの土をつくる、そこには、放線菌がすごい量になっているという部分と、炭素循環法の 細菌を増やしたふわふわの土 というのとが、重なったのだと思います。

一般的にいって、炭素循環農法では大豆など豆科のものは緑肥としてはあまり使いません。現在の慣行農法や有機農法の畑では、養分としての窒素の供給を重要視するあまり、どの畑も窒素のバランスをくずしていて(過多になっていて)畑自身が腐敗傾向にある。

ですので、窒素の供給よりまず炭素循環の量を増やすことが先決・・・というのが、私の現在の認識です。(一般の畑に炭素循環農法を適用する場合の、基本的な考え方として)

炭素循環農法は、「こうやって、こうしなさい」というような決まった方法を示すという農法ではありません。考え方を示しています。その基本は、畑での炭素循環の量を多くすること。そのために、炭素と窒素の比率(CN比)を重視します。

大雑把にいうと
(a)自然の仕組みをよく理解して
(b)自分の畑の現状をよく把握して
(c)それにあわせて、畑を発酵型に導く方法をとる。(炭素循環   の量を多くする)

というような農法(考え方)です。

(a)自然の仕組みをよく理解して・・・については、
上記の(1)循環、(2)発酵と腐敗 を見てください。
循環のポイントのところは、(1)循環の 循環の説明の部分ですね。
以下に、有機物の分解と吸収による炭素の循環を、微生物を中心におおざっぱに書いて見ました。

植物による有機物の供給>
小動物>菌類(糸状菌)>菌類(バクテリア)=細菌>
植物による吸収>光合成による有機物の合成 > (先頭にもどる)

この循環の量を大きくする・・・つまり炭素の循環(いのちの循環)の量を多くするというのが炭素循環農法です。ですので、特定の菌を重視するということではないです。

> 放線菌がすごい量になっている

放線菌は、「真菌と細菌の中間に位置するような微生物」だそうです。
細胞の幅は約1マイクロm(1mmの千分の1)
http:// www.web lio.jp/ content /%E6%94 %BE%E7% B7%9A%E 8%8F%8C ?dictCo de=BSBY G
糸状菌=真菌=かびやキノコ
=原生動物(ゾウリムシ、アメーバ等)よりは小さく、
細菌よりは大きい。
細菌=0.2~10マイクロメートル(100万分の1メートル)ぐらい   ウイルスより大きく、固い細胞壁を持つ単細胞生物である。

放線菌ももちろんはたらくのでしょうが循環の一部をになっているのだとおもいます。畑を発酵型にもっていくキーポイントは、細菌よりも糸状菌を優勢にはたらかせることです。そのために、糸状菌の餌として多くの有機物(CN比率40以上)を与えます。

(b)自分の畑の現状をよく把握して
私の畑の自己診断は、
・微生物の種類が豊富で、比較的豊かだが
・汚れている(腐敗傾向にある)部分が多   い畑

(c)それにあわせて、畑を発酵型に導く方法をとる。(炭素循環の量を多くする)
通常は、炭素比率の高いもの(CN比率40以上、70程度まで)を畑に漉き込みます。
このとき重要なのは、微生物が消化できる範囲の量を与える・・・ことと、
酸素が供給される範囲に投与する・・・という点です。
有機物は、微生物の餌として与えます。

私の畑では機械は使わないので
剪定チップを表面にしいて、土と混ぜ合わせる という方法を取りました。
人力では表面から5センチ程度の土と混ぜ合わせるのがせいぜいです。

大豆をまいたのは、窒素を増やそうという意図ではないです。
上記の結果、つまり炭素供給した結果を確認するためです。
炭素循環の量が大きくなれば、土壌中の窒素の量が減って
その結果として、根瘤菌もおおきくなり(根瘤は窒素が豊富な土壌には育たない)、大豆が健やかに育つのではないかと、考えています。

6月09日 りゅうま

冨田さん、長文お疲れ様です。

私も、人に説明するのに何かしらの資料を作る必要が生じるかもしれないので、自分の中である程度まとめたら、トピを立てて見ようと思っていました。まだ、取り掛かり始めたばかりで、ぜんぜんまとまってないのですが・・・。

冨田さんの場合は、友人に会って直に話をする場合を想定していると思うので、比較的長くなっても良いのですが、私は、不特定多数の人に見てもらうものをと考えているのでまとめ方も異なってくるでしょうけど、A4で1ページ、長くても裏表の2ページのリーフレットにまとめられると渡すほうも楽だし、もらって読むほうも読みやすいと思います。

また、一般市民に読んでもらうのと、農業者に読んでもらいたいものと2種類あるほうが良いかと思ったりもしますが、それも面倒ですから、まずはひとつほしいですね。

これを機に皆でよってたかってまとめられたら良いですね。

まずは、林さんのHPや講演などからキーワードを拾うことからでしょうか。
そしてまた、慣行農法、有機農法、自然農法、炭素循環農法の特徴を一覧表にでもすると良いかなと。

6月9日 テラシエラ

冨田 さま、皆さま

・いつもありがとうございます。
炭素循環農法の特徴や、これまでの自然農との違いが、かなりよく分かりました。

・キーワードの<炭素循環>の意味についても、結構見えて来たように思えます(やはりこの真髄を、体験的にも修めることが究極ですから。。。)

・それから、冨田さんが引用でご紹介下さったHPにも結構役立つ情報が多くあります。私は特に「微生物なしには~」のHPが参考になりました(この方は、EMをいろいろと試しておられますね)

1.土のはなし:http:// www.ne. jp/asah i/kikko /living /topic0 1.htm
2.微生物のはなし:http:// www.ne. jp/asah i/kikko /living /topic0 2.htm
☆3.有機物のはなし:http:// www.ne. jp/asah i/kikko /living /topic0 3.htm

*「団粒化促進のために未熟な有機物を投入する」、「分解しかけの有機物にお腹の空いた微生物をプラス」、「有用な微生物は単体よりも集団を好み、より活発に働いてくれるはずです」
・・など、私にはヒントになりました。

(以下「有機物のはなし」より転載)—–

■私流有機物の施し方
「土のはなし」の団粒土で述べたように有機物は土の物理性を高めてくれます。
そこで団粒をつくる有機物は熟成の進んだ腐植よりも未熟な有機物の方がよいとお話ししました。
できれば有機物が分解していく時に出る大きなエネルギーを無駄にしないために完熟する前の有機物を施したいのです。でも・・・余りにも未熟な場合は分解に時間がかかるし病害虫が発生するリスクも大きいので注意が必要です。
そこで・・・その中間的な有機物を施すと良いのではないかと思います。
分解が終息に近づいた完熟堆肥は微生物の活性が活発ではありませんがお腹いっぱいになった微生物がひしめき合っている状態です。そして新たなエサ(有機物)を求めているところです。そんな完熟堆肥と中間的な有機物を一緒に施してやると、なお一層、微生物の勢いが増し土が活性化してくると考えます。
要するに分解しかけの有機物にお腹の空いた微生物をプラスしてやるということです。

そして有機物や有機肥料は植物の根に直接当たらないところ、それも根が将来伸びるであろう場所に施すのがポイントです。有用な微生物は単体よりも集団を好み、より活発に働いてくれるはずです。
また、根も栄養を求めてその中に入り込んで来るのです。
有機物は花壇一面に施しても思ったよりも効果がなく、有機物を無駄にするだけなのです!

6月09日 冨田

りゅうまさま

私の場合、説明の相手は、自然農や家庭菜園の友人と畑に興味を持っている友人です。農業者はいないので・・・りゅうま版のアップを楽しみにしています。

>これを機に皆でよってたかってまとめられたら良いですね。

どうやって進めたら良いでしょうね。

実は、HPの内容で、図にしたいところがあって(2箇所ほど)
手書きでは作ってみようと思っているのですが・・・まだ着手してない(^^;)

テラシエラさま

コメントありがうとございます。
自然農については、家庭菜園としてやるなら、良いところもあるのですが、
もう少し整理してから、かきたいとおもっています。
それより何より、畑で実践の様子をみないと・・・ですが。

6月10日 まーぼう

私は他人に炭素循環農法を紹介するときは、炭素循環農法HPの「序」や「概要」などの総括的な部分をプリントアウトして渡しています。
それで興味を持ったら炭素循環農法HPを直接見てくださいと言ってます。

6月11日 りゅうま

まーぼうさま

HPをプリントアウトするのが、間違いなくて確実ですね。

改めてまとめなくても、それを基にするだけでよいかもしれませんね。

いずれにせよ、現在、県の補助事業を受けようと思っていて、それが通れば、この農法についてリーフレットとかパンフレットにまとめる必要があり、そのときは皆さんのお知恵を拝借したいと思いますので、どうかよろしくお願いします。

冨田さま

> 実は、HPの内容で、図にしたいところがあって(2箇所ほど)
> 手書きでは作ってみようと思っているのですが・・・

作ったら、写真にとってアップしてもらえると良いですね。。

6月11日 冨田

まーぼうさま

私も、HPの序や概要などを、配布用に持ち歩くようにします。(^^)

りゅうまさま

>現在、県の補助事業を受けようと思っていて、
>それが通れば、この農法についてリーフレットとかパンフレットにまとめる必要があり、
すごいですね。うまくいくことをお祈りしています。
資料の件は、まずは手書きで作ってみますね。

さて
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炭素循環農法(3)発酵と腐敗 ~土の匂い

炭素循環農法について、友人のアリスさんとメールでやりとりしています。

(アリスさん)
>環境もあるのかもしれませんね・・・うちは、白樺もブラックベリーも
>同じ虫に茎の中に入られて、折られてしまいました。

林さんによると、
発酵しやすいものは虫は食べられない、食べると消化できなくて死ぬ。
逆に、腐敗しやすいものを人が食べると病気になる・・・のだそうです。
それは、土壌でも同じだし、そこに育つ植物でも同じ、それを食べた動物でも同じ。
腐敗傾向の土壌は、ミミズが多い(ミミズの餌が多いため)
→土が完成してくると、ふわふわではなくサラサラになる。

腐敗傾向の土壌に育つと、植物(野菜)は虫に食われる
そう言う野菜を食べて育った人は・・・同様に病気にかかりやすい、のだそうです。

上記のことが本当だとすると、
虫が入るような植物では、その土壌に原因がある(腐敗傾向)のかもしれません。

簡単には信じられないですが、畑が出来上がってくると(発酵傾向になると)
・野菜は大きく、おいしくなる
・柔らかく、皮がうすくなる。煮えやすくなる。
(虫に食べられないので、固くしたり、皮を厚くしたりして防御する必要がない)
・傷ついても、簡単には腐らない(発酵傾向なので、腐敗菌の餌になりにくい)
とのことです。
ですので、虫や病気に対する防除は不要になります。

林さんは、
防除しなければいけないような野菜は「虫の餌」。
「虫の餌」を横取りして人が食べてはいけない。
食べると病気になる・・・と言います。

発酵か腐敗かをわけるのは、単純にいうとCN比(炭素と窒素の比率)。
CN比=40を境に、炭素がおおいと発酵傾向、窒素が多いと腐敗傾向
になりやすいのだそうです。

余談ですが、
植物と共生する微生物は、種のレベルで寄生?することもあるようです。
植物を分解する微生物も、そういうことがあるようです。
植物が死ぬとその後片付けをして土に返すバクテりアとかの種が、植物の細胞のなかに存在する。既に種のなかに代々うけつがれている。
そう考えると、人においても遺伝子レベルでは、いろいろなものと共生している
のでは? と考えてしまいます。
ガンとか、クロイツフェルト・ヤコブ病のプリオンとか、そういったものは
人の遺伝子(もしくは卵)に既に組み込まれているのでは、と思ってしまいますね。

> 木村さんの畑の土作りの段階で、山の木の葉をたくさん入れて、大豆を数年撒いて
> 地面を1m掘っても暖かいふわふわの土をつくる、そこには、放線菌がすごい量になっている・・・

私も、ふわふわのミミズの多い畑が、良い畑とおもっていたのですが、
どうもそうではないようです。それは畑完成への途中経過。
そういう畑は、腐敗物(ミミズの餌)が多く、腐敗傾向の畑(汚れている畑)。
従って、野菜を作ると虫がつく。

>事実、木村さんのリンゴには虫がいるから、その駆除が大変だと・・・言う話もあったし・・・
>野生化しているというコメントなら、随分、栄養が足りないという印象だったのかもしれませんね。
>皮が分厚いとかも、そういうことなのでしょうか・・・

図書館で、「絵とき 生きている土の世界」松尾・奥薗著 農文協というやさしい土の本
を借りてきました。(わかりやすい。プロの書いた本ですね。1989年発行)
そこに面白いことが書いてありましたよ。土のおなら(臭い)。
*通気性が悪いと、嫌気性菌のオナラ
蛋白質型(硫黄型)、とても臭い。主成分は、硫化水素、
メルカプタン、アンモニア
炭化水素型、ドブ臭い。主成分は、メタン。ヘドロの臭い
*養分が少なく通気性も良くない(まあまあの土)
放線菌型、土臭く、かびの臭い。
原始大気型、においなしさわやか。水蒸気と炭酸ガスが中心。
*通気性が良く、好気性菌や土の中の仲間は元気(よい土)
芳香族型、よい堆肥の匂い、干しぶどうの匂い。

6月12日 田舎モン

この3月に「炭素循環農法」、略して、「たんじゅん農法」に出会って、はっきりしたことがあります。
1)自然に2種と、2)新人と旧人、どちらが先生、の二つです。

1) 「自然」の意味に2種類
自然農業に関心のあるかたは、不耕起とか、草の中で栽培にあこがれがあります。
それは、「自然」に魅かれるからでしょう。以前はそういう時もありましたから。
その「自然」とは、何を意味しているのでしょう。何に魅かれているのでしょう。
<人間が何も手をつけない状態><あるがまま>かな?
福岡さんとか、木村さんのいう自然は、それではないでしょうか。
当然、その自然では、人間は邪魔者扱い(^-^)ですね。
第一、畑を作る、農をやることは、自然の破壊です。
だから、この意味の「自然」を目指すなら、常に、<矛盾>に突き当たります。
矛盾が好きなら、それで一生楽しめますが(^-^)。

その「自然」に対して、もう一つ<自然>という言葉が使われています。( 「自然」と<自然>で区別)
自然の原理・法則とか、自然の摂理というときの<自然>です。
「炭素循環農法」でいう、<自然>は、そちらのほうです。
では、<自然>は、「自然」とは、似た意味なのでしょうか。
それとも、全く違ういみなのでしょうか。
それがはっきりしてしないと、いくら「炭素循環農法」をみんなに伝えようとしても、
らちがあかないのではとします。

『不自然であってもいいが、反自然であってはならない』
この名言、明言は、自然の意味の二種類がわからないと、解け得ないのかもしれません。

自然は、文字のごとく、自ずから、然り(あるがまま)。
「自然」と<自然>の異なりを、つぎのように分けてはどうでしょうか。

「自然」は、
人間(自己)の側(天動説)から、
地球や宇宙のあるがまま(自ずから然り)を見たもの。
そこでは、人間が除かれている。

<自然>は、
あちら側(地動説)から、あるがまま(自ずから然り)を観たもの。
人間も含め、すべて、いっさいがっさいの成り立ち、仕組み、働きを観ている。
すべてが、互いにつながって、生き生きと活かされている状態。
そこには、人為も含まれる。

すべてが、生き生きと活かされてあるのが、<自然>
人間が出来るだけ邪魔をしないように、あるがままを大事にするのが、「自然」

その違いは、極めて大きい。

日本語は、その二つを、もともときちんと区別しているのではないでしょうか。
人間(自己)の側からの「自然」を、自然。
では、あちら側からの<自然>を、・天然。

その自然と天然の区別を、西洋文明はできません。自然も天然も、英語では、同じ単語、NATURAL です
しかし、日本も、現代では、西洋文明に流されて、区別できなくなっています。

でも、そろそろ、自然と天然の区別を、再開していく時期に来ているのかもしれません。まずは、日本から。

自然農法に、2種類あり。「自然」農法と、<自然>農法。
あるいは、自然農法と、天然農法。
「炭素循環農法」は、天然農法。
その区別をしないと、わけの分からない迷路にはまり込むことになりかねません。
もしかすると、「炭素循環農法」も、いいかげんにやると、2種類に分かれるでしょう。

畑を耕すか、資材を漉き込むか、どうか。
それも、自然をどう考えているか、
人間(自己)の側から見ているのか、あちら側から観ているのか。
一つひとつが、その練習材料でしょうね。
いえ、農業だけでなく、生活も、なにもかも。

「自然」ではなく、<自然>のドレイになる覚悟というと、ちょっと怖いですが、
<自然>の使用人に徹して、「炭素循環農法」で、遊ばせてもらおうかとしています。

2) 新人と旧人、どちらが先生

「炭素循環農法」を知った者として、それを伝えることの大切さも知るのですが、
「伝え方」というか「伝える心」に二通りあるとします。

ふつうは、早く知った人がこれから知る人に、知ったことを教える「先生」をします。
旧人が、新人の先生になります。

ところが、「炭素循環農法」の集いでは、
『新人が先生・主人』と聴いて、ビックリ。

これも、「炭素循環農法」をやらせてもらう限り、常に忘れてはならない、名言、明言だとします。
でも、 これは、なにを言わんとしているのでしょうか。

いままで、旧人は、常に、新人に教える先生をやってきました。
イエ、これからも、このクセを、この明言に出会わなければ、当たり前のこととして、続けていくことでしょう。

これも、「炭素循環農法」が、いままでのものと、根本的に異なることから出てくるのでしょう。

「炭素循環農法」は、あちら側からの農法。あちら側には、言葉、文字はない。
あちら側は、未来側。

知っていることは、 言葉・文字で表される知識。過去のこと。
「炭素循環農法」の真髄を、言葉、文字では教えることは出来ない。
教えることで、相手に、人間の側からの見方で受け取られ、解釈される。
教えることで、教える側も、人間の側からの見方に無意識になってしまう。

『知らない方が先生』

いろいろな知らない方の問いかけが、無意識のうちに、
従来のものの見方を、逆転してくれる。
「自然」から<自然>へ。
人間の側から、あちら(微生物?、大元?、天然?)側へ

新人の方に、その観方と実践法を。
そして、それ以上に、旧人の方に、その観かたの再確認と、その実践の面白さを。

そんなところで楽しんでいます。

それにしても、
旧人が、新人に、この農法を、先生でなく、教えられるために、伝える、
そんな資料て、どんなものになるのでしょうね。
楽しみです。

6月12日 冨田

田舎モンさま

感想をありがとうございます。

「自然」と<自然>、その違いはわたしにはまだわかりません。  両者のあいだの線引きができないのです。
まあ、線引きができるようなら、言葉にできてしまうので・・・

『知らない方が先生』というのも、まだピンとこないでいます。(^^;)

6月13日 りゅうま

田舎もんさま

本質的な考察をしていただいてありがとうございます。
勉強させていただきました。
とはいえ、まだしっくり来ないと言うのが実感ですが。

>『不自然であってもいいが、反自然であってはならない』

私も、この文章はこの農法の本質のひとつを表していると思います。

>すべてが、生き生きと活かされてあるのが、<自然>
>人間が出来るだけ邪魔をしないように、あるがままを大事にするのが、「自然」

表現を変えて、
すべてを生き生きと活かすために、積極的に自然に手を入れるのが<自然>、
あるがままを大事にするために、極力自然に手を加えないのが、「自然」と言うことできるでしょうか。

富田さま

>『知らない方が先生』というのも、まだピンとこないでいます。(^^;)

上に同じく、私もまだピンと来ないです・・・。
この農法に限らず、何事においても情報を伝えたその瞬間に先生になってしまうと思うのです。テレビのニュース然り、料理番組、英会話など。
伝えることと教えることの違いなのでしょうか、林さんも伝えることと教えることを区別しているようなのですが、その区別が良く分かってません。

6月13日 竹馬

どーもです。
知らない人が先生・・・
知らない人はいろいろ質問(テスト)してきます。そのことで、質問された側は結果的に理解を深めます。

このように理解しています。