山本太一朗さんが、ルイ・ケルヴラン(フランス、1983年没)の研究成果を紹介しています。

1) 元素転換は、生体内で起きている。それには、微量の転換誘導物質がいる。
2) 放射性元素が、微生物(バクテリア)の作用で、非放射性元素に転換される。

#52 『放射能汚染には、「玄米食」と「塩(天然塩)」がキーワード』

これを畑に応用するヒント(※別トピ:たかつレポート記事再掲載)

『ケルヴランの「生物学的元素転換」』

健全な玄米食のすすめ さま、皆さま

・再び大変示唆に富んだコメントをありがとうございました。

昨晩は「でもなぜ??」と、まだ引っかかっておりましたが、今朝になってかなり得心が行きました。 お蔭様で、私にとっては大発見です。

「みそ」「ぬか漬け」・・・「ぬか漬けに塩を入れるのはなぜ???」
そこから手繰って、1.2.3で下記の情報に遭遇しました。(炭素循環農法HPとの出会いと同じです)

・「基本的に微生物は生体内元素転換によって必要な元素を生成できるが、『少量の目標元素』 (つまり”呼び水”)を加えることで、その働きを促進することが可能」なのだと理解しました。

これは「理解」するだけでは勿体ない。早速「実行」してみます(改めてご連絡差し上げます)。

~ 2008/2/17 <ケルヴランの「生物学的元素転換」 No.5> より

http://www5b.biglobe.ne.jp/~sugi_m/page283.htm
(常温核融合は本当だった! その11  ※引用本稿は、このHP 中段の記事)

(以下、一部転載)——————————————————

ケルヴランの研究に触発されて日本で行われた小牧久時教授の実験が詳細に述べられる。それは、微生物の培養菌を用いて行われたナトリウム->カリウムの元素転換を証明した実験である。糸状菌や酵母菌などの菌類を使った実験で、カリウムの大幅な増大を観測している。

「・・しかし、ともかく微生物がナトリウムを利用しうる場合は、0.01mgのカリウムを含む接種材料の培養菌は、種族にもよるが3日以内に1~2mgのカリウムを生み出すのである。」

この後、ケルヴランは重要な注意を述べる。この種の実験では、はじめにある少量の目標元素(この場合はカリウム)が必要だというのである。つまりナトリウムだけしかない状況では反応は不完全になり菌はほとんどカリウムを生み出さない。

しかし少量のカリウムを予め実験系に加えておくと劇的にカリウムの増加が観測されるという。

小牧教授の実験はフランスでも繰り返された。
「実験にはビール酵母が用いられ、一定量のカリウムが加えられた。そして、3日以内にカリウムのかなりの増量が観測されている。」

以上のNa->Kの実験は、なんら孤立したものではなく、フォン・ヘルツィーレによる別の実験によっても証明されている。

三実験のうち一つだけ示すと、
「(b)もう一つの実験はレピオタ族(カラカサタケ)の菌類を用いたものである。これは少量の粘土を含む砂の上で培養され、砂には100g当たり0.006gの酸化カリウムが含まれていた。採取された菌類は1.570gの酸化カリウムを含む36gの乾燥物をもたらしたが、これは元の砂のほぼ260倍の酸化カリウムに相当している。」

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

左図:ケルヴランが見出した原子転換の規則性の一つ「アルカリ・ループ と、

ジオ ループ

千島図より、ケルヴランの本「生物学的元素転換」(ルイ・ケルヴラン著、高下一徹訳、朔明社)の図のほうがわかりやすいので(本質は同じ)それを示す。私がソフト上で描いたものなので、本の原図そのままではない。

(転載終り)—————————————————————-

・尚、読み切れていませんが、本HPでは「生物学的元素転換」について、他にも解説されていて興味深い内容です。

・また、ケルヴランの書籍は、下記から購入できるようです。
http://frittage.way-nifty.com/photos/libre/index.html

・このコメントを読んで「生体元素転換」にご興味をお持ちの方には、以下のブログ記事も参考になります。
「鶏の卵の殻やカニの甲羅はなぜできる?」例示がとても分かり易いです。

http://blogs.yahoo.co.jp/momotarou3169/41091045.html (モモタロウ島)

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アルカリ ループ

jioloopffffff.jpg

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ジオ ループ

【転載】2008/3/22 <ケルヴランの「生物学的元素転換」 No.8-2>

http://www5b.biglobe.ne.jp/~sugi_m/page283.htm#<ケルヴランの「生物学的元素転換」 No.8-2> より

続いて第8章「応用と発展」の一部(p.84~p.91)をまとめる。微生物のふるまいや農学に関して。

イギリスのL・マゴス、A・A・タフレイらにより、バクテリアによって水銀が消失することが報告された(1964年)。放射性をもつ水銀203のHgCl2を加えた培養液において、バクテリアを死滅させた培養液と、バクテリアが存在する培養液での残存放射能を測定した。2日後の残存放射能に大きな差が出た。

48時間のうち30%の水銀の消失をもたらす最も活動的なバクテリアは、クレブシエラ・エロゲネスと同定されている。
シュードモナス・ピオシアネアという種も見出された。彼らは元素転換に原因を求めることができなかった。

バクテリアのふるまいは驚異に満ちている。
ある種のバクテリアは硫酸の中で繁殖している。またシュードモナスは原子炉中心部の重水の中で生息しており、そこでは人体致死量の何千倍もの放射能を浴びているのである。

水銀の実験でバクテリアは放射性の水銀203を消化した。「これは放射性廃棄物の処理に対する研究の新方針とならないだろうか?」

農耕の1年におけるカリウムの収量に関して、従来解釈ではつじつまが合わない矛盾がある。例えば、フランスでは肥料や堆肥のカリウム分(75万トン)に比べて、植物によるカリウム吸収量(150万トン)のほうがはるかに多い。
カリウムはどこから来たのか?植物は二つの方法でカリウムを製造する。Na + O=K,Ca + H=K である。
アルカリ・ループ

酵母菌や藻類を用いてもナトリウムからカリウムを作り出せるし、また他の微生物を使ってカルシウムからカリウムを作ることもできる。農業や産業用として、微生物の応用は有用である。

元素転換は複雑な面もある。植物の品種によっても、また同じ植物によっても条件により異なる結果が出ることがある。
植物はその根を用いて植物中のカルシウムをマグネシウムに転換することもある(Ca – O=Mg)。
その種子はマグネシウムを蓄えている。発芽時にカルシウムが生産される。その苗木ではマグネシウムがなくなり、カルシウムに変化している。これは日光の下でのみ起こり、紫外線を欠いた人工照明下では起こらない。Mg + O=Ca、酸素原子核の結合(フリタージュ)は、水素原子核の結合よりエネルギーを必要とするからである。
水素の結合は人工照明下でも起こりうる。
例えば、S – H=P(種子発芽の液に硫酸塩を加えた場合)やK + H=Caなど。バイオ・ループ

図:バイオ・ループ

「バイオ・ループは有機体にとって基本的な元素が中心となる反応であり、生体における関連性も深い。また常温で気体になる元素は、分子自体が元素転換を起こすという特徴をもっている。」

bioloopffffff.jpg
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『生物学的元素転換』~書籍紹介:出版社 朔明社HP より転載

http://homepage2.nifty.com/cosmo-formalism/sakusaku/5_1.htm

内なる大地へ

― 私は、生きとし生けるものに関心をもつ全ての人々は、結果として新しい相関関係をそこに見出し、より明瞭な見識をもって自然に対峙するであろうことを確信している ―
(C・ルイ・ケルヴラン)

『生物学的元素転換』―この本はケルヴランが公表した9冊の著作の中でも、むしろ古典に属するものである。
しかしながら、高度な専門領域に属する後の著作とは異なり、この本の中でケルヴランは一般の読者の肩に手をおいて、自らの見出した自然と生命の神秘を静かに語りおこそうとする。そこには彼自身のひとつの願いがこめられている。
だが、もしこの書の中に実際の自然と向きあうことのない知識だけを求めるのなら、彼は何も語らないだろう。内陣の光に救いや悟りを求めても、人の在り方は変わらないように。
だからこそ、この本を学校の教科書のように学ぶことに意味はない。それはいずれを信じるかという宗教的問題に帰結するからである。
大切なのは鉛から金を作る方法を学ぶことではない。ケルヴランの言葉を通して、自らが向きあうべき自然に対する認識を培ってゆくことにある。

― あなたが真に内なる豊穣を求めるのなら、あなたの内なる大地をまず耕すことだ。
錬金術師はこの古い書物を通じて、そのように私たちを導こうとしているのである。

※このHPから、書籍の購入申込もできます。
72 2011年03月24日 06:40
テラシエラ
『新たなる神話』~朔明社HP より

http://homepage2.nifty.com/cosmo-formalism/sakusaku/3_1.htm
(本稿掲載ページ)

(以下一部転載)————————————————————

預言の使者たち

21世紀―誰もが漠然とした期待感を抱いて迎えたこの時代は、かつて夢に描かれた理想の世界をもたらしつつあるとは言えない状況にある。
あの錬金術師が私たちに残した命題、そしてその数々の著作も、もはや異教徒たちが打ち捨てた壮大な神殿のように思われる。そこを訪れるのは乾いた風と道に迷った旅人に過ぎない。
しかしこの朽ちた神殿の彼方から、いま不思議な炎をかざす者が近づこうとしている。彼らはこの神殿に新たな聖油を捧げ、いま一度清らかな炎を燈そうとしているのである。
実は彼らが現れることを、錬金術師はみずからの預言を通して知っていた。その言葉の暗示するものをここで再び思い返してみることにしよう。
「これまでのところ、生物のより高度な形態(動物や植物など)が放射性元素の生物学的元素転換を行なうという証拠は得られていない。放射能はより複雑な形態の細胞を破壊してしまうからである。しかし、バクテリアのふるまいは驚異に満ちている・・。」(『生物学的元素転換』)
そう、半世紀近く前に残されたこの言葉が、今まさに大いなる預言として息を吹き返そうとしているのである。それはこれまで暗黙のうちに閉ざされてきた<最後の扉>、すなわち放射性元素の生物学的元素転換である。

(中略)

燈された炎

1996年10月、あの広大な放射能汚染をもたらしたチェルノブイリの国から一人のロシア人研究者が日本を訪れた。その年に北海道大学で開催された常温核融合国際会議、ICCF―6に参加するためである。
チェルノブイリから南へおよそ100km下ったところに、モスクワ、サンクトペテルブルクに次ぐロシア第三の都市キエフがある。ここにあるキエフ・シェフチェンコ大学のV・I・ヴィソツキー博士が極東の地に赴いたのは他でもない。封印されたあの事故の記憶をぬぐいさり、預言を成就する<最後の扉>を押し開くためである。
このICCF-6の席上でヴィソツキー博士は、モスクワ国立大学のコルニロバ博士、サモイレンコ博士らと連名で一つの研究成果を公表した。それは微生物の培養菌が高レベル放射能の環境の中で元素転換反応を起こしているという、およそ信じがたい内容であった。
ICCFに参加している世界各国の研究者は、そのほとんどが純粋に物理的な手法によって常温核融合の実現性を追究している。その中においてヴィソツキー博士を代表とするキエフ・グループの研究発表は明らかに異質なものであった。
しかし彼らにとって、このICCF―6での講演はほんの序章に過ぎなかったのである。
その後も彼らは高レベル放射能に対する微生物の代謝作用について研究を進め、実に目ざましい研究成果をもたらしている。その最たるものが放射能を除去するという「微生物触媒転換体(Microbial Catalyst-Transmutator)」、略してMCTと呼ばれるものである。
このMCTこそが、彼ら預言の使者たちのかざす「不思議な炎」であることはもはや言うまでもない。
はたしてMCTとはいかなるものなのか。キエフ・グループの最新の論文を踏まえて、それを次に見てみることにしよう。

(後略 ※ご興味があれば、是非お読みください!)

(転載終り)—————————————————————-

・私も専門的には分りませんが、「たんじゅんさん」には、きっと心にピンと響く内容です。

・写真はC・ルイ・ケルヴラン(C.Louis.Kervran) 出典:朔明社HP

http://homepage2.nifty.com/cosmo-formalism/index.htm
(朔明社HP ホーム)

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