山形・上山 堀野さんの畑と田んぼ

山形県上山市は果樹栽培(主にさくらんぼやぶどう)が非常に盛んで、農業をやるならさくらんぼをやって当然といった土地柄との事です。そんな中、今年から?たんじゅん農法で畑と田んぼを始めた堀野さんの圃場を見学させて頂きました。最初に行った畑はユンボで50cmほどの溝を切り超高畝(林さんは高畝よりもっと高いということで、土手畝と呼んでいました。)にしていました。そしてその深い溝の中は、微生物のエサとなる果樹の剪定枝や鉋屑、古畳をばらしたものなどで埋めている状態です。広さは1反弱?位の感じでしたが、溝も深いのでその溝を埋める資材を集めて埋めていくのが大変だとのこと。また畝はトラクターのロータリーの幅くらいにしているとのことですが、両脇が深い溝なので運転するのがちょっと怖いとも話されていました。林さんからは、このくらい両脇から空気が入れば大丈夫とのお墨付きを頂いていました。

次は田んぼの見学です。こちらの苗は宮城のおおつきさんの苗だとの事で、さすがにがっちりとした苗でした。林さんからは深水にする為に、もっと畦を高くしたほうが良いとのアドバイスを受けていました。田んぼの中の藻をみてサヤミドロかと思いきや、残念ながらアオミドロとただの藻(林さん談)とのことでした。

最後に熊も出る!?という山の上の方の畑を見学させて頂きました。こちらはアスパラ畑でした。こちらも最初の畑同様に土手畝です。2枚の畑にアスパラが植えられていました。片方は今年定植したとの事ですが、成長が止まっているようです。林さんは土手畝の様子を見て『畝の表面は殆ど雑草が生えていないけど畝の横からスギナが生えている。土手畝を作る際に深い部分の土をそのまま畝の上にあげたんだろう。畑自体は非常に清浄だけど養分が殆どない』とおっしゃっていました。また、現時点の対処としては、表層に廃菌床を混ぜるのが良いとも。土手畝を作る際は、一度表層部の土を寄せておいてから畝を作り、最後に表層部の土を戻すのが良いとのこと。これからのたんじゅん農法には、土木など建設業の技術が必要だと力説していました。

どちらの畑も土手畝にして畝の横からの空気供給も確保され、また溝にもしっかりエサが入っていますのでこれからが非常に楽しみです。

宮城・川崎 佐藤さんの畑
蔵王のふもとで若干標高も高い(200数十m?とのこと)佐藤さんの畑は火山灰土ということで、畑の条件からしてとても良いとのこと。実際に畑を見せていただくと、多少の生育ムラはあるものの育ちも良いようです。特にキャベツは全くといってよいほど虫もついておらず、とってもきれいでした。一月ほど前の大雨で生育がおかしくなってきたそうですが、エンジンドリルで畝間に穴を開け空気を供給したところ持ち直してきたとのこと。穴の中は何を入れたら良いか悩んで、結局何も入れずにいたとのことですが、林さんからは荒めのチップを入れたほうが良いとのアドバイスを受けていました。支柱を刺してみたところ、2m近く?入ったのではないでしょうか。林さんは来年は3mだとおっしゃっていましたので、このままいくと3年で3m!さすが『たんじゅん虎の穴』塾生ですね。

佐藤さんの畑は平高畝でしたが、林さんからは極力水分が入らないように、畝はとにかくカマボコ型で黒マルチ、また植え穴は雨水が入りにくいようにチップなどを入れて盛り上げたほうが良いとのアドバイス。総論として去年よりもすごく良くなっているし、このままいけばもっと良くなるとべた褒めでした。

お二人の畑に共通する点は、しっかりと空気をいれていることでしょうか。自分もしっかりと畑に空気を入れる手段をとらなくては・・と思わされた一日でした。

以上、長文になりましたが、よろしくお願い致します。

岩手県北上市  島脇 康生

sora@kih.biglobe.ne.jp
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つづき

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