みなさんへ
台風の暴風で夜中に目が覚めちゃったので、昨日考えていたことをシェアします〜。

たんじゅん農法名護講演会で出会った方ふたり(名護市在住者)が、
先週末に宜野座のうちのたんじゅん畑の見学に来てくれました。
見学ののち数時間お茶してきました。

会った方の一人、60代なかばの男性Kさんは、林業科で学んだあと、
若い頃は菊の電照栽培をはじめました。
当時は菊御殿が建つほどの菊の好景気でした。
しかし始めて10年目に農薬の被害が体に出て、菊の栽培をやめ、洋蘭栽培に転向。
農薬を従来の三分の一で済むように栽培方法を工夫します。
その後、洋蘭もタイ産?に押されて相場は下落。
奥様が健康を害されて働けなくなり、思うように経営がまわらず、
ハウス設備投資の借金でとても苦しみました。

現在は施設を使ってパパイヤなどを栽培していますが、
自分の体調に合わせて、できる範囲でやっています。
以前から微生物を使った自家製酵素液の研究をしていて、
山のもの、海のもの、陸のものを使って、施設栽培で活かしてきましたが、
ここ10年目にして思った結果が出なくなり、壁にあたり悩んでいたそうです。

そんな時友人に誘われて始めて行った、
たんじゅん農法の講演で「これだ!!」と思ったとのこと。

山が生きれば、陸と海が活かされる。
みっつのつながりが動き出すはずと、
「自然から学ぶたんじゅん農」に直感を感じたそうです。

現在、名護市周辺の山を棒を持って広範囲に歩きまわり、地面に棒をさして刺さる深さを見て、
まわりの木の勢いの良さを確認しているそうです。
その結果、深くささるところの木には勢いがあり、土はふかふか。
そういうところには落ち葉がたまっていて、白い菌糸を見ることができる。
逆にささらないところでは土はカチカチ、木の元気もない。
土やわらかさと植物の生育は合っていると思うとのこと。

自分が子ども時代を思い出してみると、いろいろ思い当たることがある。
山には沖縄の信仰の対象を祀る御嶽(うたき)があって、
御嶽を守る家系の男性だけがそこに入ることを許されていて山の管理をしていた。
山を守るのは男性の仕事だった。

昔は山の斜面に琉球松で作ったの杭を打って、竹で編んだものを杭にかけて、土留めを設置していた。
そうすることで、山の炭素資源(枝や落ち葉)と表土が、下に落ちちゃうことを防止して、
山に木の栄養が補給されるように管理していたんだと思う。
不要な枝は伐採をして、陽と風を入るようにして、森の植生をいい状態に保っていた。
山は人の手が入らないとダメになっていく。
放置すると木の枝葉が茂りすぎて、最後は下草も生えなくなって、閉じた暗い森になってしまう。

沖縄では集落の発展に合わせて、やんばるの森から太い木を建材としてどんどん切り出してきてしまった。
切ったあとに植樹をしていないから、細い木しか山に残っていない。
落葉樹のタブノキ、シイノキがすっかり減ってしまった。
(私が「やんばるの森に生い茂っているハンノキは?」と聞いたら、
あれは台湾から入ってきた外来種だそうです。)
森の植生は変わってしまった。
昔たくさんとれたキノコも、昔見た赤い菌も、探しているけど今は見ることができない。

たんじゅん農をすることで、きっと山も陸も再びいかされる。
海の周囲の土地の管理もたんじゅん農を活用することで
赤土の流出も食い止められて、そうすれば海もよみがえるだろう。
山から畑にもらう落ち葉の量も、もらいすぎないように配分を考えたい。

あと、山のものを栽培するところを作りたい。
そこにちょっとした畑も作って。昔の在来種をいろいろ作るのが今から楽しみ。

おばあがデイゴの木陰で暑い昼間に休んでいた。
「暑いのになぜ家でクーラーにあたらないのか」と聞いたら、
「電気代が高くなるから、クーラーがあってもつけられない」という。

将来、地域のおじいおばあが山の畑に来て、日に3時間くらい収穫と調整作業をやって、日銭を稼げるような。
あとは自分の食べる野菜を自由に収穫できるような、
そんなささやかな農園を自分はこれから作りたい。

たんじゅん農ならできると思う。と語ってくださいました。
いい話を聞かせてもらいました。

おじいおばあが、愉しみを持って暮らしていける。こんな沖縄になったらいいですね!!
自分の地域の未来をみんなが思い浮かべること、語りあうこと。

ちょうど、電車に後ろ向きに乗り、車窓から過ぎゆく風景を見るように、
今見た風景(=現実)はただちに過去になっていく。
電車の行き先は、自分が思い描いた未来。
ひとは実現できることしか思い浮かべることはできない。(林幸美さんのお話)

これが社会が発酵するための第一歩なんだと思いました。
現在だけでなく、すてきな未来をシェアし合って、
未来をつむいで行きましょうね〜〜。

ただいま夜中の2時で、996ヘクトパスカル。ぐんぐん下がってきています。
ほんとうにご縁はありがたいな。有り難いことで御座います、と思います。

あと、野生化している牧草ネピアは、成長して茎が太くなってくると、
根本のところが甘くなってくるのだそうです。さとうきびみたいですね。
イネ科も糖を蓄えやすいのかな。
たんじゅん農の資材として、ピッタリですね。(糖があると、微生物のエサにいいんですよね?)

にれけいこ

To 仁禮 恵子

山を活かす、山を仲間とする暮らし。
ジーンときました。

「地球はすてき」
「宇宙の仕組み・働き」は、えらい!!!!

今、今しか見えない、自己基準、人間基準。

数十年前は、「カミ」や「ホトケ」という、考えからを、人間の頭にいれて、
頭に、小さい時から、入れさせて、洗脳させて、

人間・自己基準にならないように、
自然・天然基準にしようとしたのでしょうね。
無意識に。

だって、
自分が生きていると思っているのは、人間だけで、
本当は、どうか。
それを考える場が、今は、どこにもなくなっているのですからね。

それを考えるだけでも、たんじゅん農法をやる意味があるのでしょうか。

その山の話をした方が、たんじゅん農法に、「蟻の一穴」を見出してくれた。
仲間ができて、うれしいですね。
新しい方が、先生。
ありがとうございます。

台風、過去最大級。
大変ですね。

これも、たまたまではないでしょう。
真の意味の「偶然」、出会って、然り。

「人間・自己」基準でやっている限り、地域だけでなく、地球という自然も、
宇宙という天然も、取り合ってくれません。

なにを積み重ねてきたのか、積み重ねていくのか。
今まで、積み重ねてきたものは、何なのか、観ないでは、・・・・
大同、小異にしかならない。
根本的な考え方の転換が、いるのかも。

動くのも大事ですが、
考え方をどうするのか、それも、同時にやらないでは、
どんどん、「過去最大級の」台風、大雨、地震、病気、不況、・・・になるかも。

たった一つ、宇宙の法則があるだけですから。

その学びをやらないでは、もったいない、台風8合かも。

ありがとうございます。

しろ