静岡県の元韮山町(現在の伊豆の国市)にトマト農家の安井さんがいる。いわゆる「たんじゅん農」トマト栽培ではないようですが、たんじゅん農で一般に行われ始めている太陽熱処理(かもマルチ)を実践した報告がありますので紹介させていただきます。たんじゅん農ではない方の実践でも、認められる例だと云えると思います。

安井さんご自身では

透明マルチで炭素源を覆う方法は、表面圧を上げてその周辺にエネルギーを集める飯島秀行さんにならった方法と、城雄二さんから教えてもらった炭素循環農法(たんじゅん農)を融合させた方法

として受け止めておられます。

以下、安井さんのブログよりの転載(安井氏了解済)です。

現在、ブログ転載(画像の貼付等)の作業中ですので、しばらくは安井さんのブログにリンクさせて頂きます。こちらをご確認ください。画像貼付の作業終了後、リンクではなく転載で対応させていただきます。安井さんブログはこちらの前編後編。よろしくお願いいたします。

HP担当者

以下は作業画面です。

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「無農薬でトマト栽培実践ブログ」

テネモス飯島秀行さんやたんじゅん農の理論でトマトの無農薬栽培を実践した結果を書き留めるブログです。

■栽培の途中から透明マルチを敷いてみました① 2016.12.08 Thursday

トマトを栽培しています。

栽培の途中からですが、城さんに教えられたとおり、透明マルチを敷いてみました。

10月3日 まず、通路に1センチほどエリンギの廃菌床を広げます。

https://photos.google.com/photo/AF1QipN6TUbKt4F0c5hk-uvANgA3ChC3et5HqRn8z4Wt

廃菌床の上に、焼き塩(塩を無水エタノールで湿らせて火をつけたもの)を2000倍に薄めた水を 200L/10アールくらい撒きます。
糖蜜も入れました(水に色が付くくらい)。さらに米ぬかをパラパラ撒きました。
そして透明マルチ(透明ビニール)を黒マルチの替わりに敷きます。

https://photos.google.com/photo/AF1QipNtBJwQNxEaxo6nftxXRnPnT03p36mOIm1feN4c

10月13日の写真  米糠から菌のコロニーらきしものが生えてきました。

https://photos.google.com/photo/AF1QipONQrzi5BEYl4ebUXwNugzvpzO2QeF1s0KdBIIp

10日ほどで早くも蕾がしっかりしてきた感じです。

 

あれから2週間ほど経った10月28日の写真です。液肥や水は与えていません。農薬もやっていません。

https://photos.google.com/photo/AF1QipMdtwQN2W35wAfK–YwRgFJ9gcNJu5U3VPNis2b

10月31日の写真

https://photos.google.com/photo/AF1QipPGfbPmbhzlxwVWaZwCjNkMVVXOPLIVmLSJTtfo

さらに1ヶ月ほど経った12月5日の写真です。実もだいぶ膨らんで来ました。

https://photos.google.com/photo/AF1QipMyr4f9NswAddCTMlDQqE-nO-xt_SWNhYEU-HPn

花の軸がすごいです。

https://photos.google.com/photo/AF1QipN9EUSdZIpf4jsgVX2kuLTIiReW2dgtwYLuZYmS

実がついたくらいでは軸が曲がりません。

https://photos.google.com/photo/AF1QipNmhunjmZLtNFwFAPaw89YqLnHoVqB7SV4t9DjO

実の数もなかなかなものです。

https://photos.google.com/photo/AF1QipMzjcAvd_Ug-CPysBzBxY4GXD5u4gDqpBskFzrR

 

https://photos.google.com/photo/AF1QipOthNsWLZvtTXMnXR1EYPVPG64wqHR40qZ2s1yk

透明マルチをめくると、糸状菌か放線菌のコロニーが見えます。

https://photos.google.com/photo/AF1QipNuD8Hs1VuBmAt_EPfBSU2zH1VvTGHtSk6z_TpR

 

https://photos.google.com/photo/AF1QipN-8Z1RsA3Gyr5fWHUl1BmGM1nhAwTAGYMnGKJM

赤い実の肩に緑のスジがある実は糖度が高いです。

https://photos.google.com/photo/AF1QipMzMPnEYurc5-rg2C3jGcF5Oy31-LhLsxsQPjSy

大玉トマトなのに花数がなかなか多いです。

https://photos.google.com/photo/AF1QipOnJ4efOAP-pWKY_k-v_9SRp9TlTAYlV72tzEij

透明マルチを敷くことによって、表面数センチの炭素源が早く分解されて炭水化物優先の樹の型(花や実優先の生殖型)になる事がひとつ。

また、エネルギーの面から見ると、表面の数センチの微生物が活性されることによって表面の微生物活性(圧)が上がり、そこにエネルギーが集まって来るので
50センチ 100センチ下の微生物まで動き始めるようです。
エネルギーの話は、飯島秀行さんの本をよく読めば理解できるはずです。

今回は10月3日~12月5日までの様子をまとめました。

全体的にとてもうまく行ったのですが、一つだけうまくいかなかった事があります。

それは一部は固定種のトマトを自根でやっていて、その自根苗の一部に10月20日くらいまで青枯病が出てしまったことです。

(ほとんどは接木苗で接木苗の方は大体大丈夫でした、自根は青枯病に弱いので青枯病に強い接木苗にしています。)

私のように土壌消毒をやらなくてもいつもは10月1日には青枯病は止まります。

青枯病菌は地温が高く(25度以上)酸素がなく、水が多い環境で増えます。

透明マルチは透明ですから当然地温が上がります。
透明マルチで地温を上げてしまって青枯病菌の育ちやすい温度にしてしまったようです。

炭素循環農法の完成形である”微生物が表面から地下150センチまで整った状態”になれば、青枯病のいる地下40センチくらいの嫌気の場所ももっとトマトに有効な微生物が優勢になってくれる事でしょう。

10月3日に透明マルチをかけて、10月20日に土が”微生物が整った状態”ってことは流石にないですよね。

もう少し長い期間、透明マルチをかけっ放しにしておいたら”微生物が整った状態”になるのではないでしょうか。

微生物が整った状態になれば、透明マルチで地温を上げてもトマトに有効な微生物が増えて根も元気ですから青枯病にはならないでしょう。

10月20日以降はご覧の通りです。12月に入ってもあれだけ実を付けて追肥なしでも成長点の勢いは衰えません。

透明マルチで炭素源を覆う方法は、表面圧を上げてその周辺にエネルギーを集める飯島秀行さんにならった方法と、城雄二さんから教えてもらった炭素循環農法(たんじゅん農)を融合させた方法であると認識しています。