此のところ、急に初夏を思わせるような気候になってつい先日まで、いつまでも気温が上がらないという自分の気持ちのいらつきも嘘のようだ。五月晴れの畑で総勢23名のご参加を得て開催。最若年は一歳八か月。最年長八十歳。この日は、個人的に朝、面白い気持ちの良い気づきがあり、少し興奮して朝、城さんに電話してしまった。朝3時まで資料作りをやってくださったとの事で、何かものすごく充実した気合の様なものを感じた。

朝、8時には近くのKさんが見えてくれた。エンジニアでこれから畑をやるにつけて本当の野菜を作ってみたいと意気込みを持っていらっしゃる。少し経つと従弟がたんじゅん棒井中門バージョンの試作品を披露してくれて畑に差すと前に転んでしまうというリアクション付き。集合時間の10時には参加者同士の話もかなり盛り上がっている様子。

過去4回、畑を見てもらっているが、ある意味あるがままのところを見て頂こうという気持ちで聞かれたことにお答えしようとするスタンスだ。苗を畑に定植しても理由はいろいろあるが中々大きくならずヤキモキしているところや、とうだちしてしまったチンゲンサイ。昨年上手く行ったマンジョッカ。今年は全くだめで、地上部の様子にとらわれずに土づくり、土壌改良優先というところに話を持って行きたいが上手く行かない。

それでも寄せ集めのサトイモの葉っぱの出具合。ショウガのチップから伸びた芽。加工用トマト、トウモロコシの生長などで地中の微生物の変化を感じさせてくれる。

会場を公民館に移して城さんが参加者から質問事項を上げてもらう。そこで朝まで作って頂いた資料A4判で10枚になる。今回、用語解説がポイントだが初心者からある程度の経験者までいつでも座右にあるといいものだ。これらはその都度バージョンアップしている。分かりやすく初めての人でも釣り込まれていくような話で、見える世界と見えない世界。発酵と腐敗。地球の微生物の歴史。ここで質問「なんで何億年前とか分かるのか。」「ちょっと専門的になりますが炭素12と炭素14というのがあってその放射線量によって知ることができる云々。」簡単に説明しているが突っ込めばぐっと突っ込んだ説明。それでいて人間のいう事だからね信じないでね。仮説ですよ。約3時間話しっぱなしだがみんな聞き入っている。真剣だ。不真面目なのは俺だけかとおもうくらい。

全員に感想と浮き出てきた質問を最後にしてもらって散会となった。最年長の80歳の女性「私ね、こういうの信じないのやって見なくっちゃ分からないもの。」さすが、いう事が違う。今まで斜に見ている感じの女房が「今日のお話は一番よく理解できた。」とのこと。えっもしかしたら、俺が何も分かっちゃいないのかもしれない。そのあとの電話での参加者との会話でもチップをもらいに行きたいがいるか、とか話を改めて聞かせてくれとか、循環が新たに生まれたという感じがしました。参加されたみなさんに感謝いたします。一年後の皆さんの輝いた笑顔をおもいます。城さん。無限のエネルギー循環を教えて頂きありがとうございます。 水谷

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