2018年 たんじゅん農 交流会 報告

「五・緑」 段取り、場づくり

2018 年“たんじゅん”交流会は 、林幸美さんの思いがけない帰日が 、5 月の連休・農繁期で、これは 自然基準ならではのプレゼントと、少し緊張しながらの、計画決定。

林さんには、それに沿って、4 月 29 日九州 3 か所を皮切り。兵庫 3 か所、静岡 4 日連続と 1 日、広島 1 日、茨城 1 日、それに、全国交流会を、神奈川・二宮で、12,13 日の二日間と、例年に比べて、偏った 日程編成。

結果的には、テラシエラ版全国交流会で、その雰囲気が感じられるように、今までには、味わえない、 “たんじゅん”ならではの会に、なりました。

全国交流会のお世話をしてくださった、川上さんはじめ、神奈川のたんじゅんのみな、みなさん、 そして、お忙しい中、各地で、交流会を立ち上げ、お世話くださった、世話人のみなさん、 お世話、有り難いが、御座るです。 ありがとうございます。 5,4,2,6の 4 色から観れば、5 の緑の役、段取り役が、いてこそです。

そして、お役目といえば、ブラジルから、遠い旅をされて、その上、各地を回ってくださった、林幸美さん。 いくら、やりたいから、新しい方に教えてもらうためとはいえ、電車を乗り継ぎ、宿を転々の日々。 自然基準の道楽は、体力のいることですね。今回も、ありがとうございます。お疲れさまでした。

でも、こんな楽しいことを皆が味わえるのは、もっと、大きく観れば、 林幸美さんに、<炭素循環農法>のホームページを創らせることになった、峰さん、そして、<心は“光” >の渡辺泰男さん、さらには、高橋信二さんのお陰です。

さらに、さらに、もっと大きく観れば、地球、宇宙が、トキ、トコロを問わず、みんながよりよく生き、互いに 活かし合える、イノチの仕組み・働きが、大昔から、今も、これからも、用意してくれてあるからです。

みんな、みんな、5、緑の役を、陰ながら支えて、楽しむ場を用意してくれているのでしょう。 どんな、人間基準の者にも、平等に。

「四・黄」 交流会の特徴

今回の交流会の特徴をあげれば、つぎの、4つ(5,4,2,6)でしょう。

5・緑) 土づくりは、方法に、こだわらない たんじゅん農といえば、まず、土づくり。 それには、チップ、廃菌床を入れて、団粒化。化学肥料、農薬は、もちろん、鶏糞も、ボカシも、ご法度。 というのが、常識になってきています。

それで、うまく、作物が出来てくれば、いいのですが、2,3 年たっても、出来ない場合、 つぎの、3つの山場に出会います。

1) たんじゅん農は、だめだと、あきらめる。 2) あくまでも、たんじゅん農の常識に沿って、頑張り続ける。 3) ご法度を放棄して(一時的にでも)、方法にこだわらないで、いろいろ試してみる。

仲間がいれば、いいのですが、大抵、そんな恵まれた環境にない場合、常識に縛られて、1)か、2)の どちらかになり、楽しくありません。

たとえ、3)を選んでも、目標がはっきりしていないと、試すことにはなりません。 元気で、ツヤがあり、虫が食ってない4、美味しく2、そして、収量がよい6、の三つで、“たんじゅん” 自然基準の条件を満足する。 その三つが、同時にそろわないでも、まずは、一つ、そして、二つ、それから、三つ。 そのためには、常識ははずして、日和見、大いに結構で、やってみたらが、3)の道。

例えば、今回の兵庫の出石でやられていた、化学肥料を使いながら、虫が食っていないきれいな野菜 ができている。そのポイントは、微生物資材を使って、発酵させたものを使っている。

また、福井の杉田さんのように、大規模(十数 ha)栽培の場合、最初は、チップ材を入れたとしても、そ の後は、元肥を使わず、追肥的に、ボカシ(鶏糞を主体のものを微生物発酵させたボカシ)で、低ランクの 土壌を、改善し、月桃液を使いながらも、きれいな、味のいい、キャベツを年に数回、収穫できるまでにし ている。

さらに、茨城のカモスでは、太陽熱マルチと、発酵鶏糞を組み合わせて、ハウス栽培の小松菜やホウ レン草を栽培し、取引先や、消費者から、日持ちがいい、味がいいと、好評を得ているという。

いくら頑張っても、いいものが出来ないのでは、元も子もない。もしかすると、3)の道は、たんじゅんの邪 道ではなく、本道への近道。自然基準に立てば、こだわらないで、いろいろな、やり方、道があっていいの ではなかろうか。

それを、前面に出したのが、今回の交流会の特徴の一つ。

4・黄) 道法正徳さんの垂直仕立て栽培

”たんじゅん”は、土づくり、「下」がまず先。ところが、そのたんじゅんの常識に対して、「上」が先という方 を、全国交流会にお迎えしたのが、今年の、もう一つの特徴。

「なんでも、垂直に仕立てる。そうすれば、収量が、2 倍、3 倍になる。土づくりなんか、クソくらえ」。 そういって、あちこちで、講習会を開き、ユーチューブでも、また、雑誌でも、引っ張りだこの人。 その人は、道法正徳さん。もとは、ミカン農家で、儲からないのは、原因があると、常識を疑い、その反 対をやって、実績を上げてきた方。

それは、垂直仕立て栽培。果樹も、野菜も、そうすれば、すぐに結果が出て、元気に、たくさん獲れる。 ”たんじゅん”の農家でも、柿やリンゴ、ブドウなどの果樹では、もう、実績を出しており、トマトなども、試 行が始まっている。

(隔月刊誌『野菜だより』学研の今年、3月から、トマト、ナスと、非常識な栽培法が、連載中)

さっそく、自家用の、ズッキーニを、縛って、垂直仕立てをして、しないものと比較したところ、2,3日で、 違ってきた。これでは、是非、いろいろ試してみたくなる。

土づくりしなくていいところ、できたところは、忙しくなりそう。

2・赤) 「自然基準なら、力はいらない」、カタカムナと合気の研究・実践家 大野朝行さん

カタカムナというと、それが、“たんじゅん”とどう関係があるの、といぶかられる。 カタカムナは、日本の最古の言語。日本語のルーツ。世界の言語は、人間基準で作られたのに対し、カ タカムナは、どうも、自然基準でできたものらしい。

生まれた時から、日本語に囲まれ、日々、その日本語を休まず使ってきた、日本「語」人は、自然の音 を、意味のある語と聴き、雑音と、聴き分けている。その学問的な証拠も出てきている。

カタカムナ、日本語も、自然基準。たんじゅん農は、自然基準に立った農。 たんじゅん農の提唱者、林 幸美さんは、40数年、ブラジルに住みながら、自宅の公用語は日本語とい って、実践している、日本語人。その農法を、ブラジルで、そのまま実践し、成果を挙げている、中村勉さ ん、大規模サトウキビ畑を、たんじゅん栽培用の大型機械を製作しているR・迫さん、バナナ王の山田勇 次さんも、みんな、みんな、日本「語」人。この農法が、実績をあげながら、ブラジルで、日本「語」人以外 には、広がらないのも、そう考えると、うなずける。

大野朝行さんは、カタカムナを研究していて、ある時、合気をみつける。といっても、普通の武道の合気 道、敵味方で争う合気術と違って、力を使わない、型のない、合気。

カタカムナ的に言えば、モノには、アワとサヌキの両面あって、合気術にも、二つある。一般的な合気道 は、サヌキの合気、男性的、戦いの合気。それにたいして、大野さんの合気は、女性的な、アワの合気。 二人が対するだけで、仲良くなる合気。イノチの合気。“たんじゅん”合気。

詳しくは、静岡・掛川のたんじゅんと合気の会で、大野さんの動画(大分・阿部 撮映)をご覧ください。 20180509_カタカムナと合気術_01_基礎講座 https://youtu.be/LH2kck9-7WE 20180509_カタカムナと合気術_02_基礎講座後の質疑応答+α 講義 https://youtu.be/tQz3H- z4_w0 20180509_カタカムナと合気術_03_実技実習 https://youtu.be/_cg5SKuS6bI 20180509_カタカムナと合気術_04_終了後に林さんと振り返り https://youtu.be/-mu32Ldiufg

要は、考えないで、力を抜く、その姿勢を、マノスベといい、以前、江戸時代までは、その姿勢で、歩き、 働いていた。それで、力は今以上に発揮できていた。

強いというと、今は、サヌキの強さ、持つ強さ。力づくの強さ。スポーツの強さ。 しかし、もう一つの強さがある。アワの強さ。何もない強さ。例えば、地震や災害などで、何もなくなった 時に、発揮する、強さ。無い強さ。イノチの本来持っている、強さ。見えないが、ある、力の強さ。

自然は、必ず、強い方の味方をする。 というが、「強い方」と言のっても、二つ。 持っている強さ、力の強さと、持たない強さ、イノチの強さ。 自然基準では、持たない力の強さが発揮されるのではないか。

自然治癒力は持たない強さ。智恵も、後者、アワの力。 感受性も、アワ。アワの合気を、「魂 合気」と呼ぶ。 (「魂 合気」 http://www.tamaaiki.net/) もしかすると、”たんじゅん”をやっていくには、アワの合気や、カタカムナを学ぶことも、一つ道かも。 そんな話題が、あちこち出たのが、今までにない、今回の交流会の、三つ目の特徴でした。

6・青) たんじゅん農とは

”たんじゅん”とは、なにかが、全国交流会でも、話題になりました。 たんじゅん農法とは何か;そんなものは、無い。 もしも、名を付けるなら、すべて、パクリだから、パクリ農法とは、林幸美さんの言。

世界を物理から観ると、現象の世界と、潜象の世界に分かれる。 ”たんじゅん”とは、潜象世界から、現象を観ること。そこには、無駄なモノがない世界。

”たんじゅん”を病気、頑張り、戦争、ゴミ、犯罪、・・・・自我、自己主張は、エネルギーが循環しないで、 逆流している世界。エネルギー不足で、常に、エネルギーを自然が補給し続けている世界。

だが、潜象からみれば、

すべて、人間が、そう「なる」のが、当然の世界。出したものが、還って来た現象。 全部、同じ。腐敗。エネルギー放出のサイクル、エネルギー不足。循環不足。

自然界は、エネルギー吸引のサイクル。永久循環。

自然を生かし、反自然を、エネルギー吸引の5,4,2,6,5,4,2・・・・の循環に乗せる、 環境づくり、“たんじゅん”の仕事、「人」の仕事。

土壌生態系も、作物も、虫も、人間も、機械も、資材も、、 人間のゴミも、犯罪も、争いも、すべてを、包み込んで、 活かして、エネルギーを循環していく、環境づくりが、たんじゅんの仕事。 <人間>を卒業して、変態し、 <人>になって、やる仕事。

チームで、5,4,2,6でやるのが、たんじゅん。 そんなことが、ふつふつと、湧いてきて、今回の、たんじゅん全国交流会でした。 あたりまへのことが、あきらかになっただけでしょうが。でも、すべて、仮説。

いずれ、たんじゅんも消えるのが、たんじゅん、ということが、 みんな、腹に落ちた会でもありました。

「二、赤」 実践、総合的な活かし合い

会がお開きになったあと、数名で、平塚の、イカスの農園に、雨の中行きました。行ってよかったです。昨 年初めから、始めた、2 町歩以上の畑(耕作放棄地)。昨年は、土づくり、<下>育て、でしたが、

今年は、もう、いろいろと、<上>が、よく育ちはじめていました。 レタス、トウモロコシ、キャベツ、など、10 種類。 玉ネギ、ジャガイモは、収穫まじかです。それも、ドンと。 生でかじったら、うん、イケル。

チーム力ですね。 チーム力と言っても、人間だけのチームでは、人間基準。 自然基準、宇宙基準に立てば、 5 自然、4 機械・、力、2 人間の意識、そして、6 人の知恵 の、すべてが活かされた、チーム力を生かすのが、人の、この世に送り出された役割かもしれません。

ただ、チームで、やるには、頭が自我だらけでは難しい。 頭が、柔軟であれば、たんじゅんになれば、できる。 などと、アラタメテ、雨を忘れて、感じました。

いかすの畑の様子は、見ていただくのが、一番。 画像で、一部公開されています。(「テラシエラ版全国交流会」 )

「六、青」 成果があがってくる

これから、たんじゅんは、2019 年から、第三期に入るようです、楽しみです。 第一期 2001 年から 2009 年、林幸美さんが、炭素循環農法のhpを立ち上げられて、

日本に出向かれるようになる 第二期 2010 年から 2018 年

日本で、あちこちで、交流会が、毎年開かれ、たんじゅん農が、広まり 、”たんじゅん”が知られるともに、考え方に共鳴された方が、農家でない方の中にも、現れる。 第三期 2019 年から 2027 年

何が、始まるのでしょう。 人に良い、作物が育つ、食べ物が出来る、農が、あたりまへになると、共に、”たんじゅん”が消え、 子どもが育つ、人が育つ、畑、いえ、場が、点々と、用意されるでしょう。 たとえば、”たんじゅん”塾、“人”塾などが。

それにつれて、ピラミッド構造の社会、企業、学園が、消えていき、 イノチが、活かし合う、仕組み・働きを元にした、メビウスの循環型の、 した構造のしかも、団粒化した、相似象構造が、あちこちに、 宇宙基準では、<する>のではなく、<なる>のです。 それには、人の頭が、単純、明快、矛盾なしに。。 まずは、1 名から。

井中 門 2008.5.20 tanjun5s@gmail.com