土壌改良を 1,2年で実現
・・・・  太陽熱処理で微生物相を急速再生Ⅰ たんじゅん農の原理<たんじゅん農>というものは、ありません。
ただ、命あるものを、生かす、自然の仕組み・働きを、農に、応用したものを、
仮に、たのじゅん農、そう呼んでいるだけです。

命の仕組・働きはまだ学問で解明されていない。
それは、人間基準では、分かりえないもの。
自然基準に、どこまでも、人間が、立とうとして、解明されていくものです。

その第一段階、小・中過程は、まず、作物の環境づくりから、始まります。
環境づくりは、人間によって乱された土壌を、地球が進化して育てた土壌、
微生物の豪華マンションに、再構築する、作業です。

地球の生命は、
40数億年前に、誕生し、30数億年前に、最初の生き物、バクテリアという細菌が生まれ、
その後、アーキアと呼ばれる古細菌などが次々と増えてきて、
数億年前に、カビ、キノコなどの菌類が出来上がると同時に、
陸上植物が誕生したと、考えられています。

細菌(腐敗菌)から、菌類(発酵菌)までの、あらゆる微生物相が揃って、はじめて、
地球上の植物は、誕生し、生命を維持し続けているのです。現在も、これからも、・・・。
そこは、肥料や、農薬という言葉が無い世界。

そのあらゆる微生物相が揃って、地中に出来上がった状態を、微生物の豪華マンションと呼べば、
人間が、食べ物を、出来るだけ、効率的に、得ようとするなら、
そのマンションを、無視するわけにはいかないでしょう。

たんじゅん農の第一段階、読み書きそろばんは、そのための土壌改良です。

その地球が進化の過程で用意した、土壌中の微生物の豪華マンションを、
畑に、コピーして、貼り付ける(コピペ)作業です。
作物づくりよりも、作物のための環境づくりが仕事になります。

土壌に、細菌(腐敗菌)の少ない場合は、動物の糞などの堆肥を撒く。
しかし、一般の畑では、腐敗菌は多いので、その必要はなく、つぎは、
菌類(発酵菌)を、土壌の表層に増やしていく、いわば、微生物を飼う仕事となります。

ただ、菌類(発酵菌)は、空気(酸素)とエサ(有機物)を必要とし、水につかると、死滅します。
したがって、雨の多いところ、日本では、微生物の豪華マンションを地下に用意する前に、
畑の内外の、水はけをよくする土木作業に、大きな力を要します。

水はけと言っても、畑の中の水だけではなく、むしろ、畑の外から流れ込んでくる水が課題です。
それに手を抜くと、どれだけがんばっても、成果が思ったほど出なくて、挫折する方がいます。
排水工事は、手間と力がかかりますが、この土木工事は、はじめだけです。

そのあとは、エサを、菌類に上げる仕事です。
これも、10アール(一反)に、生で、数トンと言う、大量の有機物を必要とするため、
それを探し、粉砕し、表層と和える作業は、並大抵ではありません。

しかも、第一段階をはじめて、作物が、満足にできるには、土質や、環境条件にもよりますが、
2,3年、なかには、5,6年かかっている場合も、あります。
それまで、根気よく、環境整備、土壌改良に徹することは、稀な方です。

その第一段階を、もっと楽に、手抜きをすることはできないのでしょうか。
それのヒントを、茨城の笠間でやっている「カモス」と方たちが、見つけてくれました。
それは、4、5年のたんじゅん農の実践のなかで、最近の1,2年で、わかったことです。

細かいことは、それぞれがやってみるしか、ないのですが、
大まかに、まとめれば、次の通りです。
いわば、第一段階の飛び級編。

Ⅱ 土壌改良 飛び級編目的 おいしい農産物が、だれでも楽しくお世話できる
目標 土壌中の微生物相、微生物高層マンション作りの高速化
方法 透明マルチで太陽熱による、土壌の再生・活性化(半殺し効果)
成果
1、土壌改良が一気に進む
2、たんじゅん棒が1m前後入る
3、生育が早まる
4、生育むらがなくなる
5、草が減る、消える
6、収穫したら、すぐに、耕運せずに植えられる
7、ハウスでも、露地でも使える
8、この処理を繰り返さずにすむようになる
9、エサの追加も、わずかに、あるいは、不要に方法の詳細
0、事前準備
畑の水はけを、よくしてある。
炭素資材が表層の土とあえてある。
1、草、作物の残渣などを浅く土と和える
2、水を撒く、雨で湿らせる
3、トラクターで、浅く耕運。ローラーで填圧
4、透明ビニールシートを、畑全面に敷き、密閉する
5、太陽熱と光で、一定期間発酵させる
6、夏は2週間、冬は2ヶ月を目安。様子で調整
7、シートをはぐ。草無し
8、耕さないで、すぐ、種を撒く、苗を植える。
9、収穫したら植える。2から、繰り返すか、どうか。様子を見て

* 太陽熱処理 おまけ(オプション)
1、草が出るとき、塩を焼き、それを水で2000倍ぐらいに薄めて、撒くと、草が消える
10アールに、200リットル
2、作物の色をみて、鶏糞と米ぬかを撒き、マルチをかけると、色が出る
10アールに、各100キロと20キロ。続けると、障害に。

あくまでも、以上は、目安。
それぞれの畑、作物に聞きながらが、基本
人間基準でなく、自然基準で

一人でなく、仲間で、見合いながら
新しい方が先生

2015,11,4